2017年3月24日金曜日

『アルストロメリア』

 久しぶりに花の絵。透明水彩によるアルストロメリア。はじめからきちんと計画を立てて描くべきだったんだけど、途中で気が変わっていろいろと修正しまくったのでちょっと汚くなってしまいました。水彩スケッチという感じです。

2017年3月22日水曜日

『リクくんのあかいはな』

 『リクくんのあかいはな』が、第11回KFS絵本グランプリ創作絵本部門で奨励賞をいただきました。2017年4月4日から4月30日まで、GALLERYフェーマス(東京都文京区本駒込3-20-3講談社FSビル1F)にて展示される予定です。ただ、A4ファイルでの机上展示なので、ちょっと微妙です。以下、提出したイラスト4枚とあらすじです。

 アリクイのリクくんはいい匂いをかぐのがとても好き。朝起きてベッドから出ると、早速いい匂いがしてくる。コーヒーの匂い、温めた牛乳の匂い、いい具合に焼けたパンの匂い。朝ご飯を食べて外に出ると、森の匂いがいっぱいする。草花や土の匂いがリクくんを楽しませてくれる。リクくんは毎日匂いに囲まれて楽しい日々を過ごしていた。

 ある日友達のチイちゃんと八百屋さんに買い物に行った。大根やいも、バナナなどがたくさん並んでいる。するとチイちゃんは笑って、リクくんに向かって「リクくんの鼻ってあのリンゴみたいに真っ赤だよね。なんかかわいい。」と言った。リクくんは恥ずかしさと悲しさで、鼻だけじゃなくて顔全体が真っ赤になってしまった。いやだ、こんな鼻!リクくんは真っ赤な鼻を、他のアリクイみたいに黒くすることにした。

 冷やしてみたり温めてみたけれど、全然変わらなかった。次に絵の具で塗ってみた。うまくいったと思ったけれど、風呂から出てみたらまた赤くなっていた。


 最後に薬やさんに行って相談してみたら、いい薬があると教えてくれた。リクくんはその薬を買って、毎日塗り始めた。その薬はものすごく臭い薬で鼻が曲がりそうだったけれど、我慢して塗り続けた。するとある日、鼻の赤みがなくなっていた。
 ところがその代わりに、何の匂いもわからなくなってしまった。コーヒーの匂いもパンの匂いも花の匂いもわからない。チイちゃんも、赤い鼻好きだったのに、と言う。
 リクくんはまた元のように匂いのわかる赤い鼻に戻したくなった。それで薬を塗るのをやめた。すると、少しずつまた鼻が赤くなってきた。そしてそれと同時に匂いもわかるようになってきた。

 1ヶ月後、すっかり鼻は元に戻った。またいい匂いに囲まれた生活が戻ってきた。チイちゃんも、赤い鼻のリクくんのこと好きだよ、と言ってくれた。

2017年3月21日火曜日

『ラーメンな女たち -LIVE IN TOKYO-』矢野顕子×上原ひろみ

 2017年。2016年9月15日のBunkamuraオーチャードホールでのライヴを収録したアルバム。
 私が聴く日本人アーティストの中では断トツで天才だと思う2人が、こうやってひとつのステージ上でライヴを開いてしまうのってやっぱりすごいと思うのだ。矢野の特徴のある歌声が上原のアレンジした2台のピアノの演奏の上で自由に踊っている。いや、もしかしたら自由ではないのかもしれない。このステージ上では必然な成り行きで演奏されているのかもしれない。でもどちらにしてもすごい。『飛ばしていくよ』のグルーヴ感、『おちゃらかプリンツ』、『ホームタウン・ブギウギ』で魅せる壮大でのびのびとした構成。そんな大きな波のような曲たちの中にあって、たまにしっとりと聴かせる『Dreamer』や『こいのうた』(この2曲は上原の作曲なんだけど、これがまたいい)。そして最後にはタイトルの一部にもなっている『ラーメンたべたい』で、派手に締めくくる。
 せっかくだから、このアルバムはDVDのついているバージョンのものを購入して、映像でも楽しんでもらいたい。ライヴでの緊迫感、緊張感が伝わってきて、彼女らのすごさをさらに感じることができるだろう。

2017年3月16日木曜日

『かわをむいたら』

 リンゴの皮をむいたらシマウマになる?いや、シマウマの皮をむいたらリンゴになる?というなんとも他愛のない絵です。ちょっと描いてみたかった。

2017年3月11日土曜日

『ホワイトデーブレンド(2017)』横井珈琲

 3月14日までの期間限定ブレンド。コスタリカ・エルサル・デ・サルセロとボリビア・ジュスタとコスタリカ・ブルマスを使っている。なんと贅沢な。
 やわらかな舌触りで、オレンジのようなほのかな甘さが感じられる。口の中に残るビワのような余韻がいい。わりと好きなブレンド。

工房 横井珈琲』札幌市西区発寒9条11丁目2-11(地図

『Electric Island, Acoustic Sea』Tak Matsumoto & Daniel Ho

 2017年。B'zのギタリストである松本孝弘とダニエル・ホーのコラボ・インストゥルメンタル・アルバム。ダニエルのファンなので購入。
 「Electric Island」が松本、「Acoustic Sea」がダニエルを表している。つまり、松本のエレキギターが中心にあって、ダニエルが弾くアコースティックギター、ウクレレ、ピアノなどのアコースティック楽器が外郭を埋めている感じ。琴やチェロなども使っている。メロディが立っていて、それに負けずにアコースティック楽器がしっかりとサポートする。曲のテイストもロック、ブルース、ハワイアンなど多岐にわたっていて、1曲として飽きさせない。とてもバランスのいい聴き応えのあるアルバムだと思う。
 ただ、これはあくまで個人的な好みの問題なんだけど、私はエレキの音を苦手としていて、ヴォーカルの入っている『Faithfully』(vo. Daniel)とかはあまり気にならないんだけど、エレキ主体のインストはちょっと疲れるみたいです。エレキは主張が強いので、かけ流しているとどうしても耳が音楽の方に引きつけられてしまって、他のことに集中できなくなってしまう。音楽は基本BGMという私のスタンスがいけないのですが。たぶんこのアルバムは、ちゃんと聴き込むためのアルバムです。

『公共哲学とはなんだろう [増補版]』桂木 隆夫

 勁草書房。副題『民主主義と市場の新しい見方』。
 前半部では、公共哲学の考え方として、ハーバーマスやアーレント、サンデル、ヒュームといった人たちが主張していたものを紹介している。著者の考え方はこの中でもヒュームにつながるモラルサイエンスを基礎としているのであるが、公共哲学全体をある程度俯瞰して眺めているといっていいと思う。そして後半部では、ゲーム理論と囚人のジレンマを例にした他者の問題、民主主義や市場の問題、寛容という視点から見た公共哲学、公共精神とは何かなどについて概説している。
 囚人のジレンマの話や、日本人独特の公共精神のあり方の話など、個々の話題に関してはなかなかおもしろい視点を与えてくれていると思ったが、全体として公共哲学とは何かということでいえば、なんだかばふらっとした印象で、これだ、といえるような結論を示しているわけではないように感じる。公共哲学がどのようなものを扱ってきて、どのようにそれらを解釈してきたかというのはわかるのだけれど、では公共哲学とは何かと問われれば、なかなか一言では表しきれないという印象を持った。そんなわけで、本書のタイトルにもなっている問いに対する答えが明確になっているわけではないのだが、公共哲学がどういった系譜を辿ってきて今現在何を問題として捉えているかということについてなんとなく知るには、まあいい本なのではないかなと思う。この本で興味を持った人物や思想なりを他書で詳しく読むための底本としてはいい導入の本だと思う。私個人の話でいえば、やっぱりロールズの考え方に一番共感を覚えるということが再確認できたわけだし。

2017年3月7日火曜日

『デジタルツールで描く! 感情があふれ出るキャラの表情の描き方』スタジオ・ハードデラックス

 マイナビ。
 怒り、喜び、悲しみ、驚き、恐怖、嫌悪といった基本的な表情をはじめとして、切ないとか照れるとか具合が悪いだとかの細かい表情まで、約800点もの作例を載せて解説している。リアルな絵を描く人向けではなくて、イラストやマンガを描く初級者向けの本だ。筋肉の動きとかを解剖学的に解説するとかいうのではなく、目、眉、口などの形に重点を置いているが、逆にその割り切りがとてもこの本をわかりやすいものにしている。そして作例を描いているのが15人にわたるイラストレーターだというのがいい。劇画調からコミック調、デフォルメなどいろいろな画風があり、老若男女のバランスもよい。髪の描き方の章もあり、参考になる。デジタルツールの扱い方も載っているが、それは主目的ではなくて、あくまで表情の描き方のヒントを与えてくれる本だ。私の描く人物はとかく無表情になってしまうので、こういう本があると役に立つ。

2017年3月5日日曜日

『Caramel & Rum』Lupicia

 キャラメル・アンド・ラム。
 ルイボスティーに、キャラメルとラムの香りをつけている。カップを口に近づけると、ラムの強い香りが鼻に入ってくる。ずいぶんと本格的だなと思う。お酒をたしなむ人でも十分に満足できるくらいのアルコールっぽさが宿っている。お酒を飲めない私が言うのもなんだか変な話ではあるけれど。ルイボスティーのためかキャラメルのためかはわからないのだが、甘い味がする。正直なことを言うと、言われなければキャラメルの香りづけがされているのかどうかよくわからない。口に残る余韻に少し感じられる程度。
 私としては、ラムの香りが強すぎるのでちょっと苦手。あと、体質のせいかルイボスティーを飲むとなぜか口が渇いてしまうのが気になる。あ、でもミルクで割ってみると意外といけるかもしれないと思った。残念なことに今飲んでいるものが最後のカップなので、試すことができないのだが。

LUPICIA

2017年3月4日土曜日

『Leap of Faith』Karlijn Langendijk & Tim Urbanus

 2015年。カーレイン・ランゲンデイク、ティム・アーバナス(自信はないけれど、2人ともこういう発音に近いと思う)。デュオ・ギター・アルバム。
 彼女(カーレイン)の音楽を初めて聴いたのは、ドン・ロス(Don Ross)がフェイスブックで上げていた、マイケル・ジャクソンの『Beat It』のカヴァーだった。ガットギターで弾いていたと思うが、ノリが良くグルーヴィーで、とても強く引き込まれた。そんな経緯もあって、彼女の初めてのアルバムが販売されていることを知って、購入してみた。
 第一印象は、全然雰囲気が違うということだった。マイナー調の悲しげな曲が多い。ノリがいいのはほとんどなくて、しっかりと時間をかけて構成した建築物を思わせるものが多かった。カーレインとティムが一緒に弾いているのもあるけれど、別に弾いているソロの曲もそれぞれ2曲ずつある。最初の印象はえっ?というものだったけれど、聴き込んでみるとこれが意外といい。不協和音の使い方とか、とても面白かった。今後もアルバムが出れば購入してみたい。ソロアルバムを聴いてみたいかな。

『Karlijn Langendijk』のホームページ