2017年1月29日日曜日

『ニカラグア・ラ・ピコナ(2015)』横井珈琲

 Nicaragua La Picona。ニカラグアのラ・ピコナ農園のコーヒー。2015年のCOE(カップ・オブ・エクセレンス)2位の豆。
 ミカンの皮みたいな、苦味と酸味と渋みの混ざった味がする。こういう渋みのあるコーヒーはあまり飲んだことがない。えぐみも感じられるので、ちょっと苦手かも。

工房 横井珈琲』札幌市西区発寒9条11丁目2-11(地図

2017年1月25日水曜日

『コスタリカ・エルサル・デ・サルセロ(2016)』横井珈琲

 Costa Rica Hersar de Zarcero。コスタリカのエルサル・デ・サルセロというマイクロミル(生産処理場)のラ・ロラ農園のコーヒー。
 ナッツっていう感じが強く、それにオレンジやチェリーっぽい風味がある。ふわっとしていてやわらかい味がやさしい。コスタリカというと酸味系のコーヒーが多いような気がするけれど、これは全然酸っぱくなくて、かといって苦くもなく中性的な味がする。強い特徴はないけれど、落ち着いていて飲みやすい良質なコーヒーだと思う。

工房 横井珈琲』札幌市西区発寒9条11丁目2-11(地図

2017年1月20日金曜日

『ゆきだるま/季節のブレンド』横井珈琲

 昨年12月から今年3月までの季節のブレンド。
 エルサルバドルとコロンビア、ブルンディの深煎りを使っている。ちょっと甘めのチョコレートなイメージ。プラムやチェリーの雰囲気もある。舌を包み込むようなやわらかい苦味が心地よい。ちょっと贅沢なふだん飲みコーヒーって感じで、好きです。

工房 横井珈琲』札幌市西区発寒9条11丁目2-11(地図

2017年1月14日土曜日

『イギリス美術』高橋 裕子

 岩波新書。
 美術史といわれても、ルネッサンスの頃までのギリシャやイタリア、その後のフランス美術史くらいならなんとなく思い浮かぶのだけど、イギリス美術は系統立って思い浮かばない。ターナーやカンスタブルといった風景画、ミレイやロセッティといったラファエル前派くらいが単発的に頭にのぼるくらいだ。フランドルやスペインの画家についても状況は似たようなものだけれど、イギリスもまた、私にとっては未知の世界だった。それが本書を読むことで、イギリス美術がイタリアやフランスなどとはまた違った系譜の中に位置づけられるということが、よくわかった。
 美術というものは、単に美術そのものの枠内のみで語り尽くせるものではなくて、政治や宗教、社会情勢などとの関連抜きには語られ得ないということを、強く意識させられた。例えば宗教革命による偶像崇拝の禁止によって、多くの美術品が破壊に追いやられたという事実にはショックを受けたし、そしてそのことによって、イギリスでは歴史画以外のジャンルの絵画が独自に発展を遂げたということもまた、興味深かった。
 イギリス美術はどちらかというと私の中で脇に追いやられていた分野だったのだけれど、この本を読んで、もうちょっと深く知ってみたいと思うようになった。

『「いい質問」が人を動かす』谷原 誠

 文響社。
 質問の持つ機能をうまく使うと、偉大な力を得ることができるという。それは、1.思いのままに情報を得る、2.人に好かれる、3.人をその気にさせる、4.人を育てる、5.議論に強くなる、6.自分をコントロールする、の6つの力だという。著者はこれらについて、具体例を挙げながらわかりやすく解説している。なるほど質問とはこういう風に使うといろいろと有効なんだな、とよくわかる。この本に書いてあることを実践するには、ちょっとした訓練(というか慣れ)も必要だと思うが、いったんこれを身につけると、生きる上で強力なツールを手に入れたことになるのかもしれない。本書のタイトルは「人を動かす」であるが、この本は自分が成長し成功するための自己啓発本である。

『「学力」の経済学』中室 牧子

 ディスカヴァー・トゥエンティワン。
 日本で行われている教育に関する議論は、科学的根拠に基づいていないものが多いのだという。教育評論家や子育ての専門家のテレビにおける発言や、中央省庁で行われている教育行政についての議論などもそれに当たる。著者はこれに対し、データに基づく科学的な議論が必要だとしている。この本は、教育経済学という立場から見た教育についての本である。
 例えば世間では、「子供に勉強させるためにご褒美で釣ってはいけない」、「ほめ育てはした方がいい」、「ゲームをすると暴力的になる」などということが信じられているが、データが示すのは、「ご褒美で釣ってもよい」、「ほめ育てはしてはいけない」、「ゲームをしても暴力的にはならない」というものだという。これらの結論は全体的な傾向を示すもので、データにもばらつきはあるので、個別の事例に当てはめるには注意が必要かもしれないが、平均的かつ全体的な議論が必要な政策を決める上では、とても重要な視点なのだと思う。
 教育には、主観や個人的経験だけでなく、客観的視点が必要なのだと強く感じた。