2011年8月27日土曜日

『スパイス』LUPICIA

 Spices。
 スパイスがいっぱい入った紅茶。シナモン、カルダモン、クローブ、ペッパー。たぶん冬向きの紅茶なんだろうな、と思いつつも夏に飲んでみた。特にシナモンとカルダモンの香りが強く、意外にさっぱりとしている。冷房にやられた体を元に戻すのにはスパイスもいいのかも、と思ったりもする。
 試しにミルクを入れてみたら、チャイになりました。それほどしっかりとスパイスが入っています。

LUPICIA

2011年8月24日水曜日

『ブラジル・グロッタ・サオンペドロ』横井珈琲

 Brazil Grota São Pedro。サンペドロと表記する人もいる。
 味に立体感があって、雑味が少ない。すっきりとした中にも酸味や苦み、フルーツの香りなどが絶妙に配置されている。まるで良質のヘッドホンで音楽を聴いているかのように、味空間とでも呼べるものが口の中に感じられる。やや酸味よりのコーヒーですが、おいしいです。
 先日購入したとき、残り1キロです、と言われたので、もう売ってないかもしれない。もともとロットが少ないのか、よく売れているのか、どちらなのかはわからない。

工房 横井珈琲』札幌市西区発寒9条11丁目2-11(地図

2011年8月21日日曜日

『Jazz Singer』Rosemary Clooney

 2003年。ローズマリー・クルーニー。
 木のぬくもりのある昔からある落ち着いた喫茶店で流れていそうな、あるいは古い映画音楽に使われていそうな、そんなノスタルジーあふれる楽曲が詰まっている。それもそのはずで、このアルバムに入っている曲はジャズ由来のものが多く(たぶん)、録音も実際には1950年代に行われたものなのだ。彼女はどちらかというとポップシンガーなのだろうが、ジャズの歌い手としても有名で、だからこそ彼女の亡くなった翌年に『Jazz Singer』というこのアルバムが編まれることにもなったのだろう。原曲に忠実に、ほとんど独自の修飾を施すこともなしに歌われているにもかかわらず、実に詩情豊かな仕上がりになっている。張りのある声とバックの演奏とが、ぶつかり合うことなくよいコラボレーションをなしている。
 それぞれの楽曲を聴き込むというよりは、アルバム全体を通した雰囲気に身をゆだね、BGMとしてスピーカーから流しておくのがいい。

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2011年8月17日水曜日

『コンテ』

 Comté。フランスのフランシュ・コンテ地域圏産のハードタイプのチーズ。もともとは40キログラムもある大きなチーズらしい。
 これは12ヶ月熟成されたもの。ラベルには「オールド コンテ」と書いてある。ナッツを思わせる味がして、コクがものすごくある。そのわりに淡泊さも持ち合わせていて、ちょっと不思議な感じ。
 ナッツを思わせる、なんて書くと、すごくおいしそうな感じがするが、実は他のチーズにはない独特のクセがあって、慣れるまでにかなり時間がかかった。初めの頃は、ウォッシュは大丈夫なくせにハードタイプで苦手なチーズがあるなんて、と思いながら食べていた。今でこそおいしくいただいているのですが。

2011年8月14日日曜日

『茉莉東方美麗』LUPICIA

 Jasmin Oriental Elegance。モーリートウホウビレイ。「手毬(THÉ MARI)」シリーズの中の一品。工芸茶。

 ジャスミン(茉莉)の香りを付けた緑茶。甘い。渋みはほとんどない。普通のジャスミンティーです。この記事でルピシアの出している工芸茶は制覇したけれど、味的にはあんまり差はない。どれもジャスミンティーですからね。どれを選ぶかは見た目の好みだけで決めていいと思う。
 このお茶には他のお茶と違って赤が入っていない。緑茶の真ん中にしっかりとキンセンカの黄色い花が埋め込まれていて、そこから上方にジャスミンの白い花が延びている。シンプルでいいですね。

LUPICIA

『Little by Little』Tommy Emmanuel

 2010年。トミー・エマニュエル。基本的にはギターインスト。
 この人は頭に浮かんだメロディは即興で何でも弾きこなしてしまうんだろうな、と思う。これだけ良質な曲が揃っていながら2枚組というのは、かなり嬉しい。超絶技巧満載のアップテンポな曲もDisc 1を中心に何曲かあるが、そうじゃないメロディアスな曲の方が好みに合っている。
 「Little by Little」は、同じような意味のスワヒリ語、「Haba Na Haba」から取られた。この「Haba Na Haba」はDisc 1にインスト版、Disc 2にボーカル版が収められているが、パム・ローズ(Pam Rose)の歌う後者がなんだかカリブの海辺沿いを歩いている感じがして、実にいい。ほかに歌ものでは、リック・プライス(Rick Price)の歌う「Moon River」や、トミー自身が歌っているダグ・アッシュダウン(Doug Ashdown)の「Willie's Shades」なんかがいい。インストで好きなのは、リズムが特徴的でノリのよい「Waiting for a Plane」、ジョン・ノウルズ(John Knowles)とのデュエット「He Ain't Heavy, He's My Brother」、ゆったりしたバラード「Ruby's Eyes」、ちょっとおどけたマイナー調の「Jack Magic」、軽快ながらも美しい「Papa George」。ほかにドイル・ダイクス(Doyle Dykes)とのデュエットでキャロル・キング(Carole King)の「Tapestry」もいいですね。美しいアレンジ。
 Disc 1の方が従来のトミーの雰囲気そのままという感じ。Disk 2の方が変化に富んでいておもしろい。それぞれを単独のアルバムとしてみるなら、Disc 2の方がよくできたアルバムという感じがする。どっちにしてもこの『Little by Little』はかなりよいです。

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2011年8月13日土曜日

『いつものさんばん』横井珈琲

 横井珈琲の定番ブレンド。いつものさんばん。ブラジルやホンジュラスをベースにしている。ほどよい苦みと強さがあって、なかなかいい。喫茶店で出てくるとすると、「ストロング」という名前になっていそう。
 何年か前までは、豆源の『鎌倉ブレンド』と並んで家で飲む定番ブレンドでもあった。この頃は産地のはっきりした珈琲ばかりを飲む傾向があるんだけど、たまには安心して飲める、こうしたブレンドもいい。

工房 横井珈琲』札幌市西区発寒9条11丁目2-11(地図

2011年8月7日日曜日

『完全解読 カント『純粋理性批判』』竹田 青嗣

 講談社選書メチエ。原点の訳文に忠実に、しかもわかりやすく、をモットーにした、完全解読シリーズの一冊。
 確かにわかりやすい。ふつうの日本語になっている。でも本の中で述べられているように、これは著者の解釈であり、本当のところカントが何を言おうとしていたのかはよくわからない。どうもそのあたりで、カントファンには癪に障るところがあるらしく、この本は評判が悪い。私自身はカントに触れたのが初めてだったこともあり、それなりに楽しめたのであるが。
 人間の認識は感性に始まり、悟性へと進み、最後には理性に到達するという。感性と悟性はアプリオリに定まった形式に従い、つまり経験に忠実な部分でもある。対して理性は経験的対象からは直接的にはつながらない。そして純粋理性概念は、推論のみによって得られた概念だという。カントはこれに対して批判を加える。ただしここでいう「批判」という言葉が、一般に言われる「批判」とはどうも違う意味で使われているような気がしてならない。でもこのことについて本書では触れられていない。だから私にはカントの『純粋理性批判』がどうしてこんな題名になっているのか、ついぞわからなかった。その意味でも、私にとっては完全解読されていない。
 カントは世界に対する説明において必然的に現れる4つのアンチノミー(二律背反)を持ち出す。たとえば理性は、世界は無限であることも証明するし、有限であることも証明する。これはおかしい。どこがおかしかったのか、カントは説明してくれるが、ちょっとトリッキーな感じがした。そもそもこのアンチノミーを持ち出したこと自体がちょっと自作自演な気もしない。そう感じてしまうところに、きっとこの『完全解読』の罪はある。
 個人的に興味深かったのは、神の存在証明の不可能性を述べていたところ。このことはまた同時に神の非存在証明の不可能性をも示しているのがおもしろい。これに関連して、自然神学的証明への批判として、この証明が「世界建築師」としての最高存在者を示しているにすぎず、「世界創造者」としての神を証明してはいない、というのは素直に頷けた。しかし、次のようにカントは続ける。純粋理性による神の存在証明はできない。でも道徳の問い、すなわち実践理性の観点からはそれは可能かもしれない、と。このあとの話は『実践理性批判』につながっていくわけですね。
 なんだかこの記事(私の感想文)はハチャメチャですね。無学の証明みたいな。この紙幅で『純粋理性批判』の感想文なんて私にはムリ・・・(逃げた)

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2011年8月6日土曜日

『アルフォンソマンゴー』LUPICIA

 Alphonso Mango。
 マンゴーの王様といわれるアルフォンソマンゴーをベースにした紅茶。本当にこのマンゴーなのかはわからないけど、一応果肉が入っている。
 暑いのでアイスティーにしてみた。とてもきれいなオレンジ色で、南国のイメージにぴったり。アイスティーなのであまり香りはしないけど、結構強めの甘い香りをつけているようだ。アイスでちょうどよいくらい。マンゴーの濃厚な味がしっかりと感じられるのがいい。

LUPICIA

2011年8月3日水曜日

ESTEBANのお香

 今使っているESTEBAN(エステバン)のお香。左の下が「Esprit de thé(エスプリ ド テ)」、右の二つが「YUZU(ユズ)」、上に乗っているのが「Pivoine impériale(ピボワンヌアンペリアル」。無理に訳せば、それぞれ、茶の精神、柚子、皇帝の牡丹(皇帝のピボワンヌ物語をイメージしたもの)。
 好きなのは断然「ユズ」。これは「エスプリ ド ナチュール」シリーズの1品で、このシリーズには好みのものが多いです。「バンブー」、「ロータス」、「プラム」など。この「ユズ」は、ここ数年在庫を切らしたことがない。もともとシトラス系の香りが好きなのです。
 エステバンのお香は、個人的には夏向きだと思うんですね。窓を開けて風の通る中を燻(くゆ)らせてやる。香りがきつめで煙たい傾向が強いので、風が流れているくらいがちょうどいい。ん?ふと思ったんだけどこれは北海道の話かもしれない。ふつう夏は窓を開けないでエアコンをつけるのか。とにかく、閉め切った空間だとちょっとむせる。そんなときはエステバンじゃなく、リスンとか松栄堂のお香を焚くことが多い(正確にはリスンも松栄堂の仲間だけど)。
 そんなこんなで、エステバンの香りが漂う今日この頃です。

ESTEBAN』HP