2011年4月26日火曜日

小さなことだけど

 先日難病情報センターのサイトを何気なく見ていたら、シェーグレン症候群のページに間違いを発見した。「シェーグレンの会」の事務局が「金沢医科大学血液免疫内科」となっていたのだ。実は2010年の1月から「日本大学板橋病院血液膠原病内科」に変わっている。
 これはいけない、と思ってメールでそのことを伝えた。そうしたら翌日同センターからお礼のメールが届いた。ほんのちょっとしたこと(お礼のメールを受け取ったことが)だけど、今はこんな小さなことがいやに嬉しい。

2011年4月23日土曜日

『Ukulele Express』T.T.Cafe

 2009年。T.T.Cafeは、中村たかしと、かねだたつこによるウクレレユニット。中村は北野タダオ&アロージャズオーケストラのギタリストでもある(記事参照)。
 全編にわたって、コロコロとしたウクレレサウンドを楽しめる。普通のベースに聞こえるパートも、実はベースウクレレだったりする。うち5曲では、かねだのきれいな歌声を聴くこともできる(3「Pineapple Express」、5「Hanalei Moon」、7「I'll Remember You」、9「The Moon of Manakoora」、12「Mr. Sandman」。これらは全部ハワイっぽいです)。異色なものとしては、ピアソラの2「Libertango」やチャイコフスキーの4「くるみ割り人形」もある。でも私が気に入ったのは、ウクレレデュオ曲である次の2曲。軽快でサンバ風の6「Tico Tico」と、ちょっとハネたリズムで爽やかな雰囲気の10「Lelemoco」である。10は全然ハワイアンではないんだけど、ハワイアンビーチな感じがよく出ている。最後に是非お薦めしたいのが、中村による超絶ウクレレソロ8「Spain」。なかなかいいです。
 ちなみにこのアルバムにはタブ譜が2曲分おまけで付いている。くるみ割り人形からの「花のワルツ」と、「Over the Rainbow」。

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『ハイビスカス・レモンティー』カリス成城

 名前のとおり、ハイビスカスとレモンの香りを生かしたブレンド。ハイビスカスの他、ローズヒップ、レモングラス、レモンピールが入っている。味のバランスが良く、飲みやすい。この系統のハーブティーにしては、それほど酸味は感じない。ステビアが入っているのでちょっと甘いが、そんなに強い甘みでもない。十分おいしいと思う。でも、以前紹介した『Bi. Ha. Da. ブレンド』(記事)の方がすっきりしていて好きです。よく似たブレンドですけど。

カリス成城 HP

2011年4月19日火曜日

『ピアノ・ノート』チャールズ・ローゼン

 みすず書房。Charles Rosen。朝倉和子 訳。副題「演奏家と聴き手のために」。著者はピアニストにして音楽批評家。フランス文学者でもある。
 ピアノはどんな楽器なのか。どんな仕組みで音が鳴って、だから調律師はどんなことをやらなければならなくて、ピアニストはどうやって音を奏でるのか。ペダルの使い方は?タッチは?運指は?椅子の高さは?はたまたピアニストが目指すべきものとは?等々。これらは時代によっても作曲家によっても違ってくるし、ピアニストによっても違ってくる。正解があるようで無いようで、でも厳然とこの本の中にはあって。かと言って作品ごとの、演奏者ごとの解釈の多様性を認めていないわけでもなく。(私の)話がまとまらない・・・。あらぬ方向に行ってしまった。

 ピアノを弾くというのはどういうことか。逆にピアノを聴くというのはどういうことか。どうやって聴かれてきたのか。ピアノという楽器の優位性と欠陥とは。そしてそれに対して、作曲家、演奏家はどのようにつきあってきたのか。コンサートやレコーディングにおいて、演奏家は何を思っているのか。さらには音楽教育における音楽学校とコンクールへの批判に至るまで、本書の話題は尽きない。
 ピアノ演奏はスポーツの一形態だと述べる著者は、ピアノと人間の身体との関係を問い直し、ピアノとピアノ音楽がどのように身体性を取り込みつつ発達してきたのかを論じ、読者を本書に引き込む。そしてそのあとは彼の独壇場である。バロックから現代まで時代を駆けめぐり、数多くの作曲家、作品、そしてピアニストを引き合いに出しながら(ときには譜面を参照しつつ)、自由自在にピアノを語る。ピアノによる音楽を語る。ここで紡がれた言葉の数々は軽妙さを装いながらも、その内容は実に奥深い。
 私は本書に出てくる曲のことはほとんど知らず(耳にはしていると思われるが)、ピアニスト個々人についても名前くらいしか知らない。しかしそんな私でも、この本は文句なくおもしろい。ピアノを演奏する人はもちろん、他の楽器を演奏する人、ピアノを自分では弾かないけれどもこの楽器に少しでも関心のある人は、一度目を通してみてほしい。

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2011年4月17日日曜日

『BEGIN 20th ANNIVERSARY SPECIAL TRIBUTE ALBUM』

 2011年。BEGINの20周年を記念して、沖縄にゆかりのあるアーティストがカヴァーしたトリビュートアルバム。
 抜群の安定感を見せるのは、かりゆし58による1「恋しくて」。海岸沿いのハイウェイを吹き抜ける風を思わせる爽やかでポップな作品に仕上がっている。異彩を放つのはミャークフツ(宮古島方言)シンガーである下地勇による6「NO MONEY BLUES」。歌詞もきちんと宮古島方言に訳してあって(つまり何を言っているのかさっぱりわからないのだけれど)、泥臭い下地の世界にどっぷりと浸かることができる。異彩といえば2side1BRAINによる8「三線の花」もおもしろい。スクリーモと呼ばれるハードでヘヴィなロックを奏でる彼らの持ち味が存分に発揮されている。注目株である。これら3曲以外では、玉城千春による5「ラブソング」、MAXの7「愛が走る」、やなわらばーの9「防波堤で見た景色」が耳にすんなり入ってきた。原曲の良さのせいもありますね。
 他の参加アーティストは、Cocco、MONGOL800 & MAJESTICS、ISSA、ポニーテールリボンズ、バーボンズ、D-51。

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2011年4月16日土曜日

『猪木詩集「馬鹿になれ」』アントニオ猪木

 角川文庫。
 3月も初めの頃だったろうか。限りなく白に近いセルリアンブルーの空は遙か遠く高い位置にあり、まだ春の訪れがずっと先であることを指し示していた。連日の凍てつく空気は、肌を刺し、それだけでなく、身動きがとれなくなって弱り切っていた私の心までも、容赦なく攻撃してきた。そんなとき、これ、読んだ方がいいと思うよ、と友人が取り出したのが、少し表面がすれたハードカバーのこの詩集だった。えっ、猪木?正直引いてしまった私は、その場は何とかごまかしてやりすごした。数日経っていよいよ調子が悪くなってきた私の脳裏にこの本のことが浮かんだのは、たまたまのことだったのかもしれないが、今にして思うとそれは必然だった。借りたその足でまっすぐにスタバに向かい、一気に読み干した。
 純粋で真っ直ぐで、無骨さの中にも繊細さを秘めている素朴な言葉。決して上手とは言えない荒削りの詩ではあったが、行間には溢れんばかりの優しさがほとばしっていた。強さからしか出てこない芯のある優しさが。
 ただのいちプロレスラーという認識しかなかった彼の意外な一面を見た。巷(ちまた)の猪木ファンとは違う行き方かもしれないが、今更ながら猪木を再発見した。今では他の作家の詩集に交じって、文庫版の本書が書棚に鎮座している。

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2011年4月14日木曜日

『さっぽろビッセブレンド』徳光珈琲

 大通りビッセ店でのみ購入できる。もちろんここはカフェになっているので、飲むこともできる。
 実は『さっぽろビッセブレンド』は焙煎度別に3種類用意されている。フレンチローストとシティローストと、あれ、もうひとつが思い出せない。
 私が口にしたことがあるのはフレンチとシティ。フレンチの方が焙煎が強く、それだけ苦味も強い。この二つのうちでは、私にはシティブレンドの方が好みに合っている。苦みと酸味のバランスがよく、旨味すら感じさせる。バランスがいい、というのは、苦みも酸味も少ない中性の味だ、ということを意味しない。どちらの味もしっかりと感じさせながら、それらが互いに引き立てあって、よりいっそう深く豊かな味をつくり出している、ということだ。このコーヒーはうまい。

徳光珈琲
『徳光珈琲大通店(TOKUMITSU COFFEE Café & beans)』札幌市中央区大通西3丁目大通ビッセ2F(地下鉄大通駅直結、北洋大通りセンタービル)(地図

2011年4月10日日曜日

『Breakfast for Dogs!』Don Ross

 2010年。ドン・ロス。
 あの名盤『Passion Session』と同じく、全曲ソロギターのインストゥルメンタル・アルバム。セルフカヴァーも含めるとほとんどがカヴァー曲だが、一応すべて今回新しくレコーディングされたものだ。
 全体的に忙しい曲が多くて落ち着ける感じのアルバムではない。ドンらしく、力強さが前面に出ているアルバム。その中でいいな、と思ったのは、ちょっと物憂い感じのマイク・マイニエリ(Mike Mainieri)の5「Self Portrait」、ブルース・コバーン(Bruce Cockburn)の2「Red Ships Take Off in the Distance」あたり。でも一番好きなのは前出『Passion Session』に含まれていた、9曲目の後半「Michael, Michael, Michael」かな(9曲目の前半は、1曲目と同じナールズ・バークレイ(Gnarls Barkley)の「Crazy」)。ちなみにこの曲はマイケル・ヘッジス(Michael Hedges)に捧げた曲。
 今度は少しおとなしい曲も聴いてみたい、と思った。

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2011年4月8日金曜日

『完熟マンゴー烏龍』LUPICIA

 Ripe Mango Oolong。「完熟のマンゴーをイメージし、台湾産烏龍茶をとろっと甘く香りづけしました。」

 おいしい。ちょっとやんちゃな烏龍茶を南国フルーツのやさしい甘さがうまく包み込んで、まろやかでいながらもすっきりとした絶妙な味に仕上がっている。お茶の名前だけ見るとマンゴーが大きく主張していそうな感じだが全然そんなことはなくて、ほのかなマンゴーの香りが鼻元をくすぐる程度の控え目さが、かえって上品さを演出している。気に入った。

LUPICIA

2011年4月3日日曜日

ティラミス風ムース

 マスカルポーネチーズがいっぱいあったので、ティラミス風ムースを適当に作ってみた。ふつうティラミスのムース部分にはコーヒーの味を付けないものなのだが、コーヒー味のスポンジをつくるのが面倒くさかったので、ムースにコーヒー味を付けてみた。以下、今回のレシピ。

材料
マスカルポーネ…130~150gくらい
生クリーム…100cc
卵黄…1個
砂糖…50g
濃いめのエスプレッソコーヒー(冷)…50ccくらい
ココアパウダー…適量

作り方
1.卵黄を泡だて器でかき混ぜながら、砂糖を少しずつ加えていく。うまく混ざらなかったら、ゴムベラを使ったりコーヒーでゆるめたりいろいろと工夫して。
2.マスカルポーネとコーヒーを少しずつ加えてよく混ぜる。
3.生クリームを8分だてにしたものを何度かに分けて2に入れて混ぜる。
4.コップなどに3を入れ、上部を平にしてから、ココアパウダーを振る。
5.冷蔵庫で30分以上冷やす。

感想
 砂糖はちょっと多かったかもしれない。許容範囲だけれど、30~40gで十分だと思う。コーヒーを入れたせいか、少し軟らかめです。でも味はおいしい。満足。写真のデミタスカップの中も、実はムースです。

2011年4月2日土曜日

『茶房 石乃蔵』

 さぼういしのくら。札幌市中心部に近い東3丁目通り沿いにある。この通りは南向き一方通行になっていて、通りの右側(西側)に位置する。昭和初期にバナナ倉庫として建てられた建物を1棟そのまま利用しており、店内は石の壁がなかなか良い味を出している。喫茶メニューのほか、食事も楽しめる。キング珈琲の直営店である。
 見た目の店構えとは裏腹に、店の雰囲気は至って庶民的である。メニューもさることながら、店内を流れるBGMのせいだと思う。私が行った時がたまたまそうだっただけかもしれないけれど。

『茶房 石乃蔵』札幌市中央区北1条東2丁目4(地図

『MASCARPONE』foresti

 マスカルポーネ。イタリア産のフレッシュチーズ。マスカルポーネといえばティラミスだが、実はそのまま食べてもおいしい。軟らかくて真っ白で、見た目も味もクロテッドクリームに似ている(クロテッドクリームの方がマイナーかもしれない。クロテッドはどちらかというとバターに近くて、よくスコーンに付けて食べますね)。生クリームとクリームチーズの中間くらいの軟らかさで、クセがなくあっさりとしていて、ほのかな甘みがある。
 ここ数日の朝食は、フランスパンやライ麦パンに、このマスカルポーネとコケモモジャム、ブルーベリージャムを付けていただいた。おいしくて食が進む、進む。ちょっと、はまりました。