2010年6月29日火曜日

『ROSE HIP TEA』LUPICIA

 ローズヒップティー。「ドッグローズの実の酸味をハイビスカスで強調。ビタミン豊富な紅茶です。」

 ローズヒップとハイビスカスというよくある組み合わせの紅茶。紅茶といっても、紅茶の茶葉はほとんど入っていない。今日はアイスティーにしてみたが、ローズヒップ単体よりも飲みやすくてバランスがいいと思う。色もキレイだし、お洒落。

 と言いつつ、今回違うバリエーションティーにもしてみた。ちょっと濃いめに淹れたこのお茶3(もちろんアイス)に対して、ペリエ(無ければ普通の炭酸で十分)1くらいで割って、多少濁るのは我慢してシークワーサーのエキスを小さじ1杯くらい加える。これが抜群においしい。材料の揃う人は是非試してみて欲しい。

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2010年6月28日月曜日

謎の四人組

 机の上に無造作に置いてあったフライヤーに、とある四人組の写真が載っていた。別にその人物は謎でも何でもなくて、見れば明らかにその人とわかる(そうでないと、そのフライヤーの一面を飾るはずもない)。
 私の今回の興味はその四人組そのものにあったわけではなく、ただ、その人物像が作る輪郭の形が絶妙だな、と思っただけである。これはそうして描かれた作品。

 この絵だけから、その四人組が誰なのか当てたあなたはすごい。

2010年6月27日日曜日

『HAPJAN PURBAT』LUPICIA

 ハプジャンパルバット。「熟れた果実のような甘みとコクの、たいへん細かいタイプのアッサムCTC紅茶。」

 確かに甘いけど、気の抜けた感じ。アッサムらしい味。好きではない。CTCのせいかもしれない。
 ここのところ、アッサムが苦手とか言いつつ、アッサムばかり飲んでいる気がする。怖いもの見たさか?実はまだ家に残っている。ずっと避けてきたからある、という見方もできるが。
 ちなみに、CTCとは、Crush、Tear、Curlの略で、茶葉を引き裂いて押しつぶして丸めたという意味である(この日本語の順番だと、TCCになってしまうが気にしないでほしい)。顆粒状になっていて、抽出が早い。ティーバッグに使われることが多い。味は残念なことに落ちるのだけれど。

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2010年6月26日土曜日

『はじめての構造主義』橋爪大三郎

 講談社現代新書。
 主に、構造主義の生みの親と言われるレヴィ=ストロースの思想を軸にして、構造主義を読み解いていく。マルクス主義や実存主義、ソシュールの言語学、機能主義などの影響などを受けて、レヴィ=ストロースがどのような考えを持つに至ったのか、平易に解説している。レヴィ=ストロースは人類学者であり、インセスト・タブー(近親相姦を避けること)や神話の解読をしていく上で、彼独特の手法をとって解析していった。本書によると、その考え方なりやり方なりを構造主義と呼ぶようだ。しかし、本書でも「「構造」ってわかりにくい」と書いているように、本当に構造主義はわかりにくい。そのわかりにくい構造主義をここまで易しくかみ砕き、読者をわかったふりにさせるのだから、著者はすごい。特に構造主義を数学と絡めて説明している部分は、なるほど、と思わせてくれる。
 とはいえ、私はバカなのだろう。これだけわかりやすく書いてもらっているのに、未だに構造主義が何物なのかわからないままなのだ。一体この思想のどこが「構造」なのだろう。私にはもうちょっと勉強が必要なようだ。
 最後にひとつ。内容とは全然関係のないことだけれど、著者の、人を小馬鹿にしたような軽い文章はどうも好きになれない。

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2010年6月25日金曜日

一生つきあえる

 フランス文学者である鹿島茂さんが、インタビューで、「鹿島さんの「一生つきあえる」とはなんですか」という問いに答えて。

「嫌いなものが同じ人」です。

好きなものが同じよりも、嫌いなものが同じ方が長くつきあえるんじゃないかという話。こういう逆転の発想が真実を示すこともあるんだろうな。うなずける。

『partner』7、8月号、2010年。p.40。三菱UFJニコス株式会社。

2010年6月24日木曜日

『グァテマラ・サンタクルス』丸美珈琲店

 柔らかい甘味が舌を包み込む。少しの酸味と、ほんのちょっとばかりのえぐみを感じる。この柔らかさは、今までに飲んだグァテマラにはまったく無かったものだ。店員が間違って違う豆を入れてしまったんじゃないか、と疑ってしまうくらい、グァテマラっぽくない。でもおいしいんです。これがまた。

丸美珈琲店』札幌市中央区南1条西1丁目2番地松崎ビル1F(地図

2010年6月22日火曜日

『水とはなにか』上平 恒

 講談社ブルーバックス。うえだいらひさし。副題「ミクロに見たそのふるまい」。

 私にとって、水というものは、まずは飲み水のことだ。そしてその次に来るのは、川、海、湖を構成する水、さらにそれらは蒸発し、雲となり、また雨となって地上に戻ってくる、そんなマクロな水である。
 でもこの本で扱うのはそんなマクロな水ではない。本書は、それらとは対極にあるとも言える、ミクロで分子レベルの水、すなわちエイチツーオーの物性、振る舞いについて書かれた本だ。かなり深いところまで踏み込んでいるにもかかわらず、語り口は優しく、非常にわかりやすい。
 一番身近な液体とも言える水。それは実は全然普通の液体とは違っていた。気体である蒸気としての水、液体のごく一般的な水、そして固体の氷。それぞれの特徴は何であって、どんな構造をしているのか。そしてそれらは一体他の物質とはどのように違うのか。ものを溶かすとはどういうことか。他の物質との境目で水はどのように振る舞うのか。話はどんどん膨らむ。生体内では水はどんな働きをしているのか。麻酔と水との関係。生命に危険な温度の話。潜水病と水。低温生物学・・・。
 良書である。前半の丁寧な議論に比べ、後半少し走りすぎている嫌いはあるが、それでも常に科学的な目を失わずに水について真摯に語る著者の姿勢には好感が持てる。何よりこの本はおもしろい。
 マニアックかも知れないが、水のクラスター説を明確に否定している部分を読んで、個人的にほくそ笑んでしまった。

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2010年6月20日日曜日

『GERARD LE ROUX』

 「ジェラール クリーミー ウォッシュ」と箱書きされているが、素直にパッケージを読むと、「ジェラール クラシック ル ルー」。フランス産のウォッシュタイプのチーズ。「ジェラール・クラシック」シリーズみたいなのがあって、これはそのウォッシュ版。
 肌理(きめ)の細かなねっとりとしたチーズで、かなり柔らかい。切り取って1日も経つと、もう形が崩れている。そのくらいクリーミーで、しかもウォッシュだという割りには、それほどきつい香りはなく、どちらかといえば食べやすい部類に入る。ただしちょっとしょっぱい。ワイン片手に、というのがよいのだろう(悲しいことに私はアルコールを一切受け付けないのだが)。

『楽園』LUPICIA

 Paradise Green。「たっぷりのトロピカルフルーツが爽やかな香り高い緑茶です。南国のリゾートを思わせる、まさに「楽園」のお茶です。」

 ティーバッグの封を開けると、ぱぁーっと周囲に南国の香りが拡がった。これはアイスティーだ。札幌にしては熱い空気の中で、そう直感した。そしてその直感は当たっていた。すっきりとした緑茶の味わいにほんのりとしたフルーツの甘味が付き添い、涼しさを演出している。夏にぴったりのお茶。

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2010年6月17日木曜日

『わたしのかけらたち』植村花菜

 2010年。6曲入りのミニアルバム。

 CD屋の前を通りかかったときに、まっすぐにこちらを見つめるギターを抱えた植村の視線と、横に大きく手書きされた『トイレの神様』という文字が気になり、つい購入してしまった。
 私は音楽市場に疎いので、この『トイレの神様』(6曲目に入っている。DVDも同梱されている)が巷(ちまた)で話題になっているのは知らなかった。いわゆるジャケ買い。でもこのアーティストのことを知れて良かった。奇を衒(てら)わない自然なメロディが柔らかいアコースティックギターに乗せて流れてくる。あまり歌詞を聴くことのない私の耳に歌詞とメロディがずっと残る。曲によって声質が異なる中で、私は1『猪名川』(いながわ)、6『トイレの神様』の2曲の声がとても好きだ。この2曲は曲調もメロディもすべて気に入っている。
 「トイレにはそれはそれはキレイな女神さんがいるんやで」。この言葉を横糸に、私とおばあちゃんとの物語が切々と歌われる『トイレの神様』は、10分近くもある長い曲だが、それを少しも感じさせず最後まで聞かせてくれる。少し直球勝負すぎる感のある物語ではあるが、それを駄作にしないで大きな作品にしてしまうところに力量を感じる。
 日本のポップスシーンで好きになったアーティストは絢香以来かも。

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2010年6月15日火曜日

『ALPHONSO MANGO』LUPICIA

 アルフォンソマンゴー。「マンゴーの王様と言われるアルフォンソマンゴーの、甘く濃密な果肉の風味を紅茶にとじこめました。トロリとろける味わいは、アイスティーにもぴったり。」

 アイスティーにしてみた。アイスでもマンゴーの香りがわかる。結構いける。甘味が強く、「夏」って感じにあふれている。南国気分。

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2010年6月14日月曜日

Étude 20100613

 ポルトガルのリスボン、バイロ・アルト地区。
 この街のごちゃごちゃした感じを表現したかった。ちょっとやりすぎて、ぐちゃぐちゃになってしまった?

2010年6月13日日曜日

『書体を読む。』七種 泰史

 さいくさやすし。ソシム。副題「デザイナーのための「文字」の参考書」。
 良くできた本だ。見せ方がうまい。既存書体の説明を手堅く行ったあとは、それらの書体を使った使用例が示される。そして手書き文字をフォントにする工程や、著者の書体を作るやり方などを、ものすごくわかりやすく説明している。事細かに、というのではなく、あくまでポイントだけを押さえる点が、本書の読みやすさにつながっている。後半は様々なフォントデザイナーや会社のフォント、そして気になるロゴタイプやタイポグラフィの紹介に充てられている。単に書体を並べるのではなく、大小様々なタイプフェイスを絶妙に並べるやり方がうまい。これが単なる書体の紹介に終わらない理由なのかもしれない。
 この本で紹介されたフォントの中では、著者の「はるひ学園」、佐藤英夫の「ニューシネマB-D」、豊島晶の「晶(あき)」が気になった。タイポグラフィでは林規章の作品とか。会社で言えば、これまでモリサワのフォントに強く惹かれていたのだが、字游工房のフォントも洗練されていていいな、と思った。
 この本を読んだら、フォントを作りたくなってしまった。実は私は第2水準までの漢字をひたすら手で書いて作った「さき」というフォントをパソコンに入れているが、あまりにも私の字そのまますぎるので、フォントとしてはどうかな、という気がしている。もっと統一感のある使用に耐えうるフォントをいつか作ってみたい。

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『ASSAM CALCUTTA AUCTION』LUPICIA

 アッサム・カルカッタオークション。「ゴールデンチップスをたくさん含んだ贅沢なアッサム紅茶のみのブレンド。」

 甘い紅茶。渋みとのバランスもいいし、ありがちな枯れた感じもしない。おいしいと思う。アッサムはそんなに好きではないけれど、これならいい。
 フレイバードティーと違って突出した特徴がないので、うまく表現できないのが残念。私の力不足ですね。

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2010年6月9日水曜日

小橋川卓史のマグ

 赤絵の中の魚文。その艶やかな朱と青みがかったグレーと茶の織りなす世界は父親の小橋川清正譲りである(記事参照)。そう、この器も沖縄は壷屋焼きのものなのだ。彼の器は清正の手によるものよりもずっと柔らかい印象を受ける。私の趣味から行くと、父親の作品の方が荒々しくて好きなのだけれど。
 普段珈琲を飲むときは、特別な気分でない限りこのマグカップを使う。私にとってはすっかり手に馴染んだ一品である。
 独立店舗は、那覇市の国際通りから平和通りに入り、壷屋やちむん通り(壷屋大通り)を少し歩いた左手奥にある(悔しいことに地図上ではどの建物か特定できなかったので、地図のリンクは張っていません。探してみてください。周りの建物よりもずっと新しいきれいな店舗です)。

2010年6月6日日曜日

『The Best of BLIND LEMON JEFFERSON』

 ブラインド・レモン・ジェファスン。彼のブルースは、1920年代後半に集中して録音されている。テキサス・カントリー・ブルースの父とも呼ばれている人物だ。
 ハイトーン・ヴォイスの歌声に絡んでくるギターがすごい。伴奏をしながらのオブリガートの入れ方が憎い。えっ、そんな音の紡ぎ方があるんだ、と驚きの連続である。ギターと歌が踊っている。

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2010年6月5日土曜日

『KENIL WORTH』LUPICIA

 ケニルワース。「とてもフルーティーな香り、くせがなく飲みやすいストレート向きのディンブーラ紅茶。」

 ディンブラはスリランカ中央山脈の西側の高地で採られる紅茶。ホットだと、野暮ったい感じがして、キレがない。クセもある。しかし、アイスティーにすると素敵な紅茶に変わる。飲みやすいけれどしっかりと紅茶の味が前面に出ていてなかなか良い。さらにガラスから透けて見えるきれいなオレンジ色が心を躍らせてくれる。ディンブラが手に入ったときは迷わずアイスだ。

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2010年6月4日金曜日

『ベイズな予測』宮谷隆

 リックテレコム。副題「ヒット率高める主観的確率論の話」。

 モンティ・ホール問題というものがある(この本には出てこない。以下Wikipedia「ベイズ推定」からの引用[2010/6/4])。

 3つの扉のうち1つだけに賞品が入っていて、回答者はそれを当てたら賞品がもらえる。ただし扉は次のように2段階で選ぶことができる。
1. まず回答者は3つの扉からどれか1つを選ぶ。
2. 次に、答を知っている司会者が、選んでいない扉で賞品の入っていない扉1つを開けてみせる。ただし、回答者が当たりの扉を選んでいる場合は、残りの扉からランダムに1つを選んで開けるとする。このあと回答者は扉を1回選び直してもよい。
 2で扉を換えるのと換えないのと、どちらが当る確率が高いか?

 1の段階で賞品を当てる確率は、明らかに1/3である。では、2で扉を換えると確率はどう変わるか。1/3?1/2?2/3? 答えは2/3となる。これはベイズの定理を適用することで得られる(適用しなくてもこの答えになるが)。たぶん直感とは異なるだろう。これでちょっとベイズ推定に興味を持っていただけただろうか。
 ベイズの理論は1764年に発表されたにもかかわらず、注目されだしたのはここ5,60年のことである。従来の確率論に対し、主観確率とも呼ばれる。客観確率があるランダムな事象から得られる普通にいう確率なのに対し、主観確率は、ある事柄が正しいと信頼できる度合いはどれくらいか、という意味での確率なのである。日本の学校教育で習うのは客観確率の方なので、初めてベイズの理論を聞いたときは、これって本当に正しいの?詭弁じゃないの?と思ってしまった。そう考えるのは私だけではないようで、この二つの確率論の支持者は互いに牽制し合っているとも聞く。でもこのベイズの理論は実社会の予測にかなり有効ならしく、Googleの検索機能や、Mozilla Thunderbird(私の使用しているメールソフト)の迷惑メール検出機能などにも使われているという。
 というように、ベイズの理論は非常に興味深いものなのだが、残念なことにこの本はおもしろくない。本書の読者対象は、ベイズの理論の詳細なんてどうでもよくて、ただベイズの理論を使って色んな予測をしたい、でもどんな予測に適応できるのか全然わからないから誰か教えて、というような人なのである。そんな人って滅多にいない。しかもそういう人をきちんと満足させられるかといえばそうでもない。書いてあることがわかりづらく、何とも中途半端な本である。まるでオタクが自分の趣味を素人に教えるのに失敗しているような、そんな感じだ(私もオタクと呼ばれることがあるが)。さらに言えば、うまいことを言ってMicrosoft SQL Serverを導入させようとしているんじゃないの、と疑ってしまう内容もある。著者はマイクロソフトの人間でもあるし。事実この本に書かれていることを実践してみようとすると、あるユーザー登録の場面に遭遇する。
 本書を読んで良かったことは、ベイズの理論は色々と使い道があるんだなあ、という認識を持てた、というただそれだけである。厳しい?

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『APRICOT』LUPICIA

 アプリコット。「優しく甘酸っぱいあんずの香りが春の野を連想させる、さっぱりした紅茶です。」

 まずいわけではない。でもアプリコットってこんな味だったんだろうか。好きな果物のはずなのに、本物のアプリコットの味が思い出せない。
 あまり感想の出てこない紅茶です。すいません。

LUPICIA

2010年6月2日水曜日

『Harb & Garlic BRIE』

 ドイツ産。チャイブとニンニクが入っていて、口に入れると、ほゎーっと良い香りが広がる。食べやすいのでどんどんいけてしまう。ブリーという名前が付いているが、ベースとなるチーズはやや硬めのその辺のカマンベールみたいだ。ブリーのようなコクはない。もしかすると熟成が進んでいないせいなのかもしれないが、私の予想だとこのまま放っておいてもあまり変わらない気がする(だから食べちゃいます)。