2010年2月28日日曜日

『東方美人』青蓮茶室

 台湾産の青茶である。英名を「Oriental Beauty」といい、なんかカッコいい。このお茶には別名がたくさんあって、白毫(ハクゴウ)烏龍、香檳(シャンピン)烏龍、膨風(ボンフウ)茶なども、同じお茶である。茶葉の見た目は三毛猫みたいな特徴がある。ふつうの烏龍茶の茶葉と、茶の若芽である白い毛の生えた白毫、そして枯葉のような赤い葉の3種類の色が混ざっている。焙煎度は高い。
 ふつう店頭で売っているような烏龍茶のようなきつさはなく、柔らかくて香り豊かなお茶である。ペットボトルでも売られているので、知っている人も多いかもしれない。嵩(かさ)のわりに茶葉の量が少ないので、ちょっと多いかな、というくらいたっぷりと茶葉を使用した方がおいしく入れられる。

青蓮茶室』札幌市北区北23条西5丁目メルローズプレイス1F(地図

2010年2月27日土曜日

『美しい演奏の科学』藤原義章

 春秋社。副題「生きたリズムの表現のために」。著者はヴィオラ奏者であり、指揮者である。本書は『新しいアンサンブル入門』という本の改訂版という位置づけである。
 この本を読むときに科学的であることにはこだわらない方がいいと思う。DNAだとかエンドルフィンだとか量子力学などというものは結局どうでもいい話だ。たぶん著者は科学というものを勘違いしていて、「科学風」な言葉の羅列が本書の約半分をも占めてしまっているのは残念だ。私が思うに、それらは読み飛ばしてもいい。読むべき箇所は中盤にさしかかるところ以降である。
 機械的リズム、すなわちメトロノームのリズムがイン・テンポなのではない、という主張は、私にとって目から鱗であった。彼は自然リズムという概念を持ちだし、そのリズムと拍、拍子、フレーズなどとの関係を詳細に説明していく。アウフタクト(ふつう弱起と訳すが、彼はこの訳を適切でないとする)の位置づけの説明など、役に立つところが多かった。本書の中心的話題は、副題にもあるように「リズム」である。ショパンやベートーベンなどの豊富な譜例を参照しながらの説明は説得力があってわかりやすい。
 リズムの他には、フォルテとピアノ、クレッシェンドとデクレッシェンド、休符とフェルマータの意味するところ、音程の問題なども扱っており、それらもおもしろい。
 演奏方法に行き詰まりを感じていた私にとって、気づかされることの多い本だった。

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『MOMO』LUPICIA

 モモ。「紅茶にみずみずしい白桃の香りをつけました。桃の若葉もブレンドしています。」

 おいしい。抑制の効いた適度な桃の香りが舌を潤す。香りは鼻で、舌なら味だろう、と突っ込まれそうだが、舌で香りを聞いたような感覚に陥るのだから、たまには香りが舌を潤してもいいだろう。結構好みの紅茶。
 この記事は桃の節句にすべきだった、と後悔しているが、まあいいや。3月3日には個人的にまたこのお茶を楽しもう。

LUPICIA

2010年2月26日金曜日

『ゴーダマスタード』

 Gouda Mustard。オランダ産のセミハードタイプのチーズ。ゴーダというチーズにマスタードが練り込まれている。名前のとおり。
 全然辛くない。マスタードの香りがちょっとする程度で、食べやすい。少し苦みがあるかな。

(写真がしょぼ過ぎる)

2010年2月24日水曜日

『CAFÉ PAS À PAS』

 カフェ・パサパ。「pas à pas」は一歩一歩、少しずつ、という意味。
 札幌地下鉄南北線の北18条駅1番出口のすぐ北側、ボストンベイクの真向かいのビルに入っている。この店は、北大の学生街といったような地域にありながら、小さいながらも品のあるお洒落なカフェだ(北大生に失礼か?)。テーブルが3つの他にはカウンターだけの店内は意外と奥行きがあって窮屈さを感じない。
 食事をするようなメニューはほとんどないので、ランチには向かない。珈琲はブレンド2種類にストレート珈琲(?)が6、7種類、他にアレンジ珈琲など。
 今日飲んだブレンドは、苦みの立つきりっとした後味のいい珈琲だった。グァテマラ、マンデリン、コロンビアという感じのイメージ(どの豆も使ってないかも。自信はない)。
 マスターはいつも、カフェをあとにする客を店の外まで見送ってくれる。

『CAFÉ PAS À PAS』札幌市北区北18条西3丁目1-20(地図

2010年2月23日火曜日

『Ladies Night』Preston Reed

 2004年/1997年。私が今聴いているのは、2004年に出されたリミックスバージョン。
 聴いた途端、あ、マイケル・ヘッジスに似ている、と思った。しかし実際にはプレストンとマイケルは特に影響を受け合っているというわけでなく、むしろリスペクトしあっていたらしい。2『Running』なんかは本当にヘッジスっぽいんだけど。
 プレストンの多くの曲は、繊細な、というよりは荒々しいイメージを受ける。両手タッピングを駆使したバリバリのニューエイジ系、という感じだ。1『Ladies Night』、3『Hijacker』、4『Hyperjig』といった曲でそれは顕著である。でも実はそれは彼の一面でしかなく、9『Pacific』や11『About You』ではしっとりとした大人の音楽を聴かせてくれる。そして私が一番好きなのはタッピングとは無縁の6『Mermaid Eyes』だったりする。穏やかできれいな郷愁を誘う曲で、夢心地にさせてくれる。彼は色々な抽斗(ひきだし)を持っているのだ。
 悪くない。
 
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2010年2月22日月曜日

「ふらの」のロゴ

 北海道の富良野市に行くと、このロゴが至るところで見つかる。「ふらのワイン」や「ふらのチーズ」から、果ては「ハローワークふらの」のロゴまで、このデザインだ。町を挙げてのこのブランド戦略はカッコいい。

2010年2月21日日曜日

『うつで困ったときに開く本』香山リカ

 朝日新書。
 本書全体はQ&A形式でまとめられている。決して鬱病を系統立てて論じた本ではない。香山曰く、「パーティー会場の片隅で語るうつ病」という体裁である。この辺で変な期待さえ抱かなければ、十分に役に立つ本だと思う。
 自分が鬱かな、と思ったとき。周りの人が鬱らしいけどどうしたらいいんだろう、と思ったとき。鬱病について何も知らない人が、鬱という病をざっと眺めてみるのにはまあまあの本じゃないかと思う。とてもわかりやすい。そして、今現在鬱について何がわかっていて何がわかっていないのかがきちんと書いてある。鬱を貶(おとし)めることもなく、鬱を変に神聖化することもない。ただ、もしかするとそのせいで香山は優柔不断だと思われる人もいるかもしれない。でもたぶんそんなことはない。実際、鬱病はまだまだわからないことの多い病気なんだろうと思う。
 私が個人的にポイントかな、と思ったのは、鬱病には「心理的な要因」と「生物学的な要因」があるという点だ。鬱病というと心理的な要因しか脳裏に浮かばない人が大勢いるが(私の周りにも)、実は生物学的な要因も大きいのだ。これは鬱病の原因が脳内の神経伝達物質の機能的不足にあるということである。だからこそ抗鬱剤というものが効くのであり、間接的には休養が大事だ、という話にも繋がっていくのだ。
 本書は、鬱病についてよく知っている人にとっては、物足りなく思ったり、内容が偏っていると思うかもしれない。でも、鬱病について困っている人、鬱病を怖がっている人には是非、この本に限らず、こういった感じの本を読んでみてもらいたい。

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2010年2月17日水曜日

『抹茶・オ・レ プレーン』LUPICIA

 「緑色が美しい、本格的な宇治抹茶のみを使用したミルクティー用ブレンド。やわらかな飲み口、豊かなコクと程よい苦みが特徴です。」

 売られているのは粉である。これに牛乳150mlを入れてスプーンで10回かき混ぜ、電子レンジで1分半。そしてまた10回かき混ぜればできあがりだ。
 最初から砂糖も入っている。おいしい、というよりはものすごく飲みやすい。ごくごくいけてしまう。・・・やっぱりおいしいのだ。きちんと苦みがあるのが良い。
 抹茶とミルクの組み合わせでもミルクティーって言うんだな、と思った。
 他に「きなこ」、「いちご」、「キャラメル」がある。

LUPICIA

2010年2月15日月曜日

『グァテマラ・サンペテ』横井珈琲

 「アーモンドやチョコの印象から、柑橘系フルーツ、キャラメル、ハチミツを思わせる甘さが続きます。口当たりはとてもクリーミーでまろやかです。」

 ガツンとしたグァテマラ独特の酸味と苦みのハーモニーは健在。でもそんなにおいしい珈琲ではない。ちょっと味に濁りを感じる。それでもマックとかケンタッキーの珈琲を飲んだ後にこれを飲むと、やっぱり違う。ハチミツを思わせる、という形容をしたくなる気持ちはよくわかった。(とは言ってもそれほどでもないのであるが)

工房 横井珈琲』札幌市西区発寒9条11丁目2-11(地図

2010年2月14日日曜日

『BANANE CHOCOLAT』LUPICIA

 バナーヌショコラ。「相性の良いバナナとチョコレートの香りに、鮮やかな黄色の花びらが、気分をウキウキ幸せにしてくれます。甘い香りがお子様にも人気の紅茶です。」

 疲れた身体を癒すには、こんな風にちょっとくどい紅茶の方がいい。チョコレートよりもバナナの味の方が強めかな。
 今日はチョコレートをあげる立場でもなく、もらう立場でもなく、バレンタインのくせに普段と変わりがなかった。夜寝る前だけでもチョコレートの香りを身体に取り込もう。そんな気持ちで飲んでます。

LUPICIA

2010年2月13日土曜日

『はじめての言語ゲーム 』橋爪大三郎

 講談社現代新書。言語ゲームとは、ウィトゲンシュタイン(本書では「ヴィトゲンシュタイン」となっているが、私にとっては「ウィトゲンシュタイン」の方が馴染んだ表記であるので、以下、この名前で通す。彼はウィーンで生まれ後にイギリスに渡った。「ヴィ」とするか「ウィ」とするかはドイツ語読みか英語読みかの違いであると思われるので、どちらも間違いではないと思う)の後期における中心となるテーマのひとつである。著者は言語ゲームのことを「規則(ルール)に従った、人びとのふるまい」と定義している。例えば「机」の意味を知っているある人Aが「机」を知らないBに説明する場面を考える。AはBに対して次々と机を持ってきて、これが机、これも机・・・と「机」を提示していく。するとBはあるとき「わかった!」となる。Bは机が何を意味するかのルールを理解したわけだ。すなわちBは「机」の意味を理解したということになる。ウィトゲンシュタインはこれらのやりとりのことを言語ゲームと呼ぶ。人が言葉を覚えるのはすべてこの言語ゲームによっている。さらに言えば世界のすべては言語ゲームによって説明できるのではないか、と考えたのが、ウィトゲンシュタインによる言語ゲームのアイデアである(本書による)。
 本書は言語ゲーム自体にとどまらず、ウィトゲンシュタインの生い立ちや時代背景などについても解説している。そしてこの言語ゲームをキリスト教や仏教に当てはめて考えるとどうなるか、だとか、本居宣長の思想との関連など、多岐に亘る考察を繰り広げている。
 しかし私は本書を読んでかなり強い違和感を覚えた。これは哲学書の顔をしているが、この本は哲学していない。ウィトゲンシュタインの思想についての断定した言質、ウィトゲンシュタインの名前を語って彼の思想とは関係のないところまで踏み込んでしまうやり方、言語ゲームを道具として扱って、それを利用していこうという考え方。これらのことすべてが、私にとっては道を外したやり方に思えてしまう。著者は社会学者であるという。本人は哲学的な問いに真摯に向き合ったことがないのではないか。本書の帯には「もっともわかりやすいヴィトゲンシュタイン入門書」と書かれているが、ウィトゲンシュタインをある型にはめ込み、ウィトゲンシュタインの哲学的思考過程、苦しみなどをほとんど捨象してしまった本書は、決してウィトゲンシュタイン入門書とは言えないと私は思う。確かにこの本はわかりやすいが、決してウィトゲンシュタインの哲学は書かれていないと思う。彼の哲学に触れたい人は、違う本を選ぶことをお薦めする。
 余談だが、不覚にも橋爪の著作をもう1冊積ん読状態にしてある。読む気が失せて困っている。

(ちょっと厳しかったかな?)

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2010年2月12日金曜日

『夢~フルートとギターのための作品集』工藤重典,福田進一

 2009年。工藤重典のフルートと福田進一のギターが織りなす世界。幻想的なフルートの音色を、堅実なギターがしっかりと、時にユーモラスに支える。悪くはない。どちらもそれぞれの楽器の名手だ。プーランク、ピアソラ、ドビュッシー、ラヴェル、サン=サーンス、バルトーク、イベール、シャンカルの曲が取り上げられている。ベタかもしれないが、私は8『C.ドビュッシー:夢』と10『C.サン=サーンス:「アスカニオ」よりバレエ音楽』が気に入った。そしてアルバムのタイトルは、もちろんこのドビュッシーによる『夢』から来ている。原題『Rêverie』は夜に見る夢と言うよりは、夢想、空想のニュアンスだ。
 ただ、福田進一のギターに釣られてこのアルバムを買ってしまった、というのは、動機としては不純だったのかもしれない。このアルバムはフルート曲集である。ギターはあくまでサポートだ、と考えた方がいい。フルートの音色が好きな人には良いと思う。技術力、表現力は高い。

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2010年2月11日木曜日

『White CASTELLO』

 ホワイトキャステロ。デンマーク産の白カビタイプのチーズ。口当たりはクリーミーで、なめらか。少しねっとりしている。味はしっかりしていておいしい。カマンベールよりはクセがあるかもしれない。でもライ麦パンと一緒に食べたときのすばらしいハーモニーは捨てがたい。

2010年2月9日火曜日

『SWEET DREAMS!』LUPICIA

 スウィートドリームス!。「カモミールとジンジャーにドライアップルをブレンド。身体が温まるハーブティーです。」

 結構おいしい。カモミールだけだとちょっとふぬけた味になるところを、ジンジャーの刺激がうまい具合に救っている(カモミールのストレートが好きな人、ごめんなさい)。そして嫌味でない程度の柔らかい甘みが、飲み終わった後も長い時間舌に残る。冬の夜にぴったりのハーブティー。ただし飲んだときのイメージは、決して「スウィートドリームス!」ではない。もっと落ち着いてゆったりとした感じ。

LUPICIA

2010年2月6日土曜日

『Sunnyland』Ed Gerhard

 2006年。エド・ガーハード。私も使っているブリードラブ(Breedlove)のギターを愛用しているので、何となく親近感がある。このアルバムではマーチン(Martin)が多いのではあるが。
 おそろしくきれいなブルース・アルバムである。音が透き通っていて心に響く。ブルースというと何となく泥臭いイメージもあるが、このアルバムはそれとは無縁である。このCDを聴くまで、わたしはエドがカントリー・ブルースに強い影響を受けたミュージシャンであることを知らなかった。と言うのも、これまで私が持っていた唯一の彼のアルバム『House of Guitars』(2001年)はブルース色をほとんど感じさせなかったからだ(このアルバムも非常に美しく上質な音楽を聴かせてくれるのでお薦め)。
 3『Either Way She Walks』、7『Just Can't Keep from Crying Sometimes』、8『Amazing Grace』のようなワイゼンボーンやラップスティールを使った泣きのブルースもいいが、私はモノトニック・ベースのキャッチーなメロディが印象的な6『Sunday Blues』や、オルタネイティング・ベースの明るい曲である1『Avalon Train』、4『Sunnyland』辺りが好きだ。他に、10『Still Not Sorry You're Gone』はベース、パーカッションなどと共にアンニュイな雰囲気を奏でているのが良い。13『Sunday Street Stroll』の軽やかな感じも好き。
 彼の音楽は本当に美しいです。

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以下、amazonで見てみる
『Sunnyland』
『House of Guitars』

2010年2月5日金曜日

『PROVENCE』LUPICIA

 プロヴァンス。「南仏の花咲く草原を思わせる色とりどりのハーブ9種をブレンド。リラックスタイムに。」

 大好きなブレンド。ヴェルヴェーヌ(レモンバーベナ)のすっきりとして爽やかな味と香りが何とも言えない。9種類も入っているのに絶妙なバランスである。中のハーブのどれか1種類か2種類でも除いたらどんな味になるんだろう、2、3種類のハーブだけで同じ味を作れないだろうか、などと想像するだけでも楽しくなる。ヴェルヴェーヌとカモミールとレモンマートルだけは絶対はずせないだろうな、とか。
 ちなみに入っているハーブは、ヴェルヴェーヌ、ローズヒップ、カモミール、レモンマートル、ペパーミント、ローズレッド、ラベンダー、ブルーマロウ、マリーゴールド。本当に花畑っていう感じ。お薦めです。

LUPICIA

2010年2月3日水曜日

『雙和茶(サンワチャ)』青蓮茶室

 サンワチャのことは以前ちらっとこのブログで紹介した(記事)。韓国伝統茶であって、桂皮、甘草などの9種類の漢方薬を煮出して作ったお茶である。今日もまた元気がなかったのでこれを所望した。不思議と元気が出てくるのだ。かなり即効性がある。甘みと苦みの混ざった感じがいい。
 でも初めて飲む人はきついかもしれない。私も最初に飲んだときは全部飲みきれるかどうか不安だった(一応飲みきったのだが)。店主によると、数年前の道立近代美術館におけるイベントの際にこのお茶を半量ずつにしたものを4000人に配ったところ、半数以上の人が残したらしい。
 ただ、はまる人ははまる。私もその一人である。そのイベントの後も、わざわざ店まで駆けつけてくれる人がそこそこいたという。

青蓮茶室』札幌市北区北23条西5丁目メルローズプレイス1F(地図

2010年2月2日火曜日

『Lisn』

 リスン。お香の店。と言ったらお店に悪いかな。あくまでこの棒状の香り豊かな代物は「インセンス(incense)」と呼ぶみたいだから。
 香りは聞くもの。だから「listen」という単語の発音記号から「Lisn」。ロゴはこのうちの「i」の上の点が強勢記号になっている。しかも赤く。洒落ている。
 でも洒落ているのはこれだけじゃない。店の雰囲気が堪らなくいい。私は青山店しか行ったことはないのでこの店舗の話。テーブルの上には色とりどりのインセンスが150種類以上、それぞれ透明な円筒状の容れ物に入ってずらりと並んでいる。そこからあふれ出る香りは鼻を癒し、色は目を癒す。店内には間接照明を兼ねたオブジェが床から天井まで貫く。一歩外に出るとガラス張りの壁を通して中の幻想的な雰囲気が見える。ビルの2階に浮かぶその空間は青山のメイン通りから少し離れた寂れた通りにあって、別世界のように感じる。
 写真は最近購入したインセンスと、「FLOAT(フロート)」という名のケヤキ製のインセンスホルダー。インセンスはFLORAL、MUSK、ORIENTAL、SPICEなどの種類に大きく分けられていて、その中の好きなインセンスを実際に嗅いでみて1本単位で購入できる(店頭販売の場合)。私はCITRUS系の香りが好きなので、今回もこれが中心になった。そのせいで写真のインセンスはカラフルではなくなってしまったが。

 この店との出会いは偶然の連続から生じたものではあったが、逆にそれは必然でもあったのだ、と今では思う。好きなもの、好きなことをいつも頭に思い浮かべていると、いつかそれは引き寄せ合うのだ、と。

Lisn Aoyama』東京都渋谷区神宮前5-47-13-202(地図

2010年2月1日月曜日

『ホンジュラス・オルランド・アリータ』横井珈琲

 「フルーツの印象がとても素晴らしくとても甘いコーヒーです。様々なベリー系フルーツの香りが魅力で、ストロベリーやチェリーの印象がとてもリアルに感じます。」

 すごく期待して飲んだのだが、あまりおいしくはない。苦みと酸味のバランスは別に悪くないと思う。でもそれ以前に、濁ったような、ざらついたような感触が苦手。今回のロットはあまり良い珈琲だとは思わない。厳しい?

工房 横井珈琲』札幌市西区発寒9条11丁目2-11(地図