2009年3月31日火曜日

『Across The Universe』Jake Shimabukuro

 ジェイク・シマブクロのビートルズカバーアルバム。この人はリズム感あるいはグルーブ感を出すのが天才的だと思う。ためたり、走ったりの仕方が絶妙で、ただメロディを弾くだけですら真似できない。アレンジも素敵だし技術もすごいけど、この部分が私にとっては神がかり的。
 さて、アルバムの中身の話。全体的にしっとりと歌い上げている感じの曲が多い。そう、まさに歌うという表現がぴったりである。1「Across The Universe」は、この「歌」の部分をシンディ・ローパーに譲って、ジェイクは伴奏に徹している。独特の歌声とウクレレの軽やかさがうまく絡み合っている。これと13「Happy Xmas(War is Over)」に大物ゲストが登場していて、13にはヨーヨー・マのチェロが参加。このヨーヨー・マがすごい。チェロの中低音とウクレレのはねた感じが良い感じにミックスされて、心にしみ入る。3「Norwegian Wood」は本当に森の中にいる感じがする。緑深くちょっと薄暗い森の中で、木々のざわめきを聞いている感覚。4「All You Need Is Love」は大好きなアレンジ。この3と4ではジェイク自身がギターを弾いていて、興味深い。6「I Will」や8「Here, There & Everywhere」も個人的に好み。これら以外にも良い曲がいっぱいある。そして圧巻は12「While My Guitar Gently Weeps」。これは以前にもアルバムに取り上げられたことがある。曲のダイナミックが見事で、ノリも良く、ウクレレらしさも失っていない。最高の演奏だと思う。
 とてもお薦めのアルバムである。
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2009年3月30日月曜日

「さくら」のティーポット

 春つながりで、福寿草に続き今度は「さくら」。
 ごく最近、「Afternoon Tea Room Living」で購入した。このティーポットの柄は、桜でもサクラでもなく「さくら」なんだと勝手に思っている。今時期しか使えないかも、と思いつつ、えいや、と買ってしまった。何となく通年使ってしまいそうな予感はするが・・・

2009年3月29日日曜日

春の訪れ

 ようやく北海道にも春の足音が聞こえてきた。庭先(といっても私の家ではないが)にも福寿草の花が咲き出した。本州では桜の季節なのだろうが、北海道ではこれからが春だ。

2009年3月25日水曜日

『木のポケット』湯ノ里デスク

 またまた「湯ノ里デスク」の商品。中に等間隔に3枚の仕切りがあって、すべて取り外し可能。私は奥側の1枚だけ入れてそこを鉛筆立てにし、手前をメモ帳入れにして使っている。壁掛けでも卓上置きでもいいように作られているが、私は電話のすぐ横の壁に掛けている。周囲の空間ともマッチして、結構気に入っている。さりげなく木のぬくもりの感じられる住空間て素敵だな、と思う。このさりげなさというのがちょっと微妙で、例えば壁一面が木でできている家も悪くはないけれど、そうじゃあベタ過ぎる、というのが私の意見。好みの問題ですね、これは。
 私の買ったのはナラだと思う。他にメイプルも展示してあった気がするが、この商品、ホームページを見ても載っていない(探し足りないのかもしれないが)。実は購入したのは札幌市内のとある展示スペースで、そこでは新作として売っていた。まさかその展示会専用の商品ではないと思うのだが。
湯ノ里デスク

2009年3月24日火曜日

『Detox』カリス成城

 デトックス。いわゆる毒出しハーブティ。原材料は、ハトムギ、ダンデリオンルート、ストロベリーリーフ、ジュニパーベリー、ジャスミン。
 目的のわりにはまずまずの味。香りはちょっとハトムギっぽく、味はカモミールっぽい(カモミールは入っていないんだけど)。ちょっと気が抜けてる。以前飲んだことのある毒出し茶に比べると、ずっと美味しいのだけれど。
 私が毒出しの目的で嗜好飲料を飲むわけはなく、これは友人からもらったもの。私の嗜好飲料用保管棚は自分の好きな飲み物だけで埋めておきたいので、今はこれを一生懸命飲んでいる。好きじゃないなら捨てればいいのに、と周りからは言われるが、それができない性分だからしょうがない。
カリス成城

2009年3月22日日曜日

『Tussie mussie』押尾コータロー

 タッジー・マッジー(小さな花束)。洋楽あり、邦楽ありのカバー集。派手なアレンジはなく、全体的にさわやかに聴かせてくれる。軽くネイルアタックでパーカッシブな音を入れながら、メロディと伴奏を同時に弾く、といういつものスタイル。時々入るタッピングハーモニックスも嫌味でなく、いいスパイスになっている。「HARD RAIN」に代表される押尾節が好きな人にはちょっと物足りないだろうが、逆にそういったアレンジを入れなかったことで、アルバム全体として良くまとまったラブソング集になっている。まさに「小さな花束」。BGMとしても最高である。何度も繰り返し聴いても飽きがこない。押尾さんのアルバムで、アルバム全体が好きなのは『ドラマティック』以来かな。選曲もいいんだろうな。元歌のイメージ通りの曲が多い中、2「CLOSE TO YOU」、5「FIRST LOVE」、7「SOMEDAY」なんかはちょっと楽しませてくれる。7なんか結構おもしろい。あと、聴かせてくれるのは、1「LOVIN' YOU」、10「LOVE」と既出の5。
 ギターが好きな人にもそうでない人にも。
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2009年3月21日土曜日

『大聖堂』レイモンド・カーヴァー

村上春樹 訳。中央公論新社。

 レイモンド・カーヴァーの短編集。表題作を含めて12の短編が収められている。どの短編も、日常の一場面を切り取って作ったような印象を受ける。そして、作品ひとつで物語が完結している、という感じがしない。すべての短編を読み終わった今でも、すべての話がずっと続いたままのような気がするのだ。読後の余韻がそれほど強烈に残ったままなのだ。勿論結末みたいなものを示唆して終わっているものもある。だが多くは、それすら読者の想像の中に委ねている、そんな感じなのだ。初めのうちはそういった物語の切り方がもどかしかった。しかし何度もそうした余韻を味わっているうちに、レイモンド・カーヴァーの虜になってしまった。以下、気に入った短編を数編紹介する。

『ささやかだけれど、役に立つこと』
ある子供が誕生日の朝に交通事故に遭ってしまう。そして意識不明のまま両親に見守られながら病院で時を過ごす。その間通奏低音のように両親の元に何度もかかってくる不審な電話(その電話の主は読者にはわかっているのだけれど)。それによって心を乱される夫婦。すべてが終わってしまったあと妻はその電話の主に気づく。そして夫婦でそこに怒鳴り込む。その後そこで起こったこととは・・・。これは感動ものの話である。

『ぼくが電話をかけている場所』
「僕」はアルコール中毒治療所で治療中。そこで出会ったJPという男と話をしている。このJPの話がおもしろい。彼とその彼女とのなれそめ、結婚、仕事、この治療所に来ることになった経緯。その彼女がJPを迎えにくる。その後「僕」は電話をかける。妻に?ガールフレンドに?
何かが一歩前に進み出る予感がする。

『熱』
突然妻に家を出て行かれるカーライル。彼は美術教師で、小さな子供が二人いる。ひどいベビーシッターを雇ったあとに、とてもすばらしいベビーシッターに恵まれる。実はこれには家を出て行った妻が絡んでいる。そう、彼の妻と彼との間にはずっと電話などでのやりとりが続いているのだ。そこがまたどきどきさせる。ある時彼は高熱に見舞われ、寝込む羽目に陥る。そのときにベビーシッターに知らされる衝撃の事実。そんな中、カーライルの口から彼のこれまでの人生についてのすべてが語られる。その語りによって、彼はとても大きなものを得る。でも今後彼に何が起こるのかは知らされないままだ。

『大聖堂』
表題作である。妻の昔からの友達である盲人が「私」の家に泊まりに来ることになった。「私」はこの盲人のことを快く思っていない。彼がこの家にやってきたあとも、「私」はどうにもうまく立ち回れない。そのうち夜中になり、「私」と盲人は二人きりになる。テレビからは各地の大聖堂の映像が流れている。「私」は大聖堂の説明を試みるがうまくできない。その後盲人の発案で大聖堂の絵を描くことになる。「私」が動かす手の上には盲人の手が乗っかっている。いわば共同作業。この部分は実に感動的である。そして物語は終わる。

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2009年3月20日金曜日

般若心経について

 私の実家のお寺はすべて浄土真宗なので、般若心経を聞く機会はまず無い。浄土真宗では般若心経を唱えないのだ。それを聞くのは誰かの葬式の時くらいだ。とは言ってもそもそも般若心経がどんなお経なのかを知らないものだから、実際には葬式の中で般若心経を唱えているものなのかどうかもよくわからない。
 そんな私がこのお経に興味を持った。今まで仏教関係の本をたくさん読んできて、その中に般若心経が何度も出てくるのだから、興味を持たない方がおかしい。しかし本屋に行って驚いた。般若心経について書かれた本は無数に存在するのだ(大袈裟?)。さてどの本を読もう、と思って手に取ったのは次の2冊。
1.『現代語訳 般若心経』玄侑宗久、ちくま新書
2.『般若心経は間違い?』アルボムッレ・スマナサーラ、宝島社新書
理由は二つ。どちらの著者もこれまで好んで読んできた作家であること。肯定派と反対派の意見をどちらも聞きたかったこと。
 般若心経は大乗仏教の空の概念を短い言葉でまとめたものだ、とよく言われる。大乗仏教の立場からは臨済宗の玄侑宗久さん。テーラワーダ仏教(初期仏教。昔は小乗仏教とも呼ばれたが、これは蔑称だということで、今はこのように呼ばれる)の立場からはスマナサーラさん。1の著書はわかりやすい。丁寧な語り口で、様々な異論をうまく包み込んだ形の、どちらかというと客観的な書き方がされている。入門書にぴったりという感じだ。対する2は、毒気が強い。元々スマナサーラさんは口が悪い方なので、しょうがないのかもしれない。般若心経は嘘だとまでいう。それくらい大乗仏教とテーラワーダ仏教は違うということの証でもあるのだろう。
 私は1を読んで般若心経を覚えようと思い、2を読んでその気持ちが萎えた。そして読み終わってかなりの時間が経った今では、もう一度1を読んで、大乗仏教の立場から般若心経を勉強し直そうか、と思っている。般若心経をこれから学ぼうとする人にも、このように三度読まれることを勧める。そのあとで色んな本を読めばいいのかな、と思っている。
 ちなみに私は、仏教宗派の中ではテーラワーダ仏教と禅宗系が好きである。その好きな宗派の二つが、このように般若心経に対して全く逆の立場を取っているのはおもしろい。

2009年3月17日火曜日

『ホンジュラス・モレノ』横井珈琲

 懲りずにまたまたホンジュラス。今度はCOE2位の豆。
 これは美味しい。香りこそ強くないものの、口に含んだとたんに口中に広がる心地よい甘味。わずかに感じさせる酸味とうまい具合に絡み合い、味に深みを出している。飲んだあともずっと珈琲の甘味が口に残っている。私の中では、ホンジュラス復活!という気分。
工房 横井珈琲

2009年3月16日月曜日

マサールの紐

 先日のホワイトデーの時のプレゼントの口を縛っていた紐。なんか素敵だな、と思って写真に撮ってみた。それだけ。
 ちなみに「ショコラティエ・マサール」は札幌では有名なケーキ屋さん。というかチョコレート屋さん。私は好きです。

2009年3月15日日曜日

『アグリコラ・ロス・ロブレス』可否茶館

 コスタリカのCOE(Cup of Excellence)受賞豆。黒みがかった地にほんのちょっと幾何学模様の入った、しゃれたカップで出てきた。量も少ない。普通のブレンドは大きめの白いカップに出てくるので、特別な珈琲だという意味合いがあるのだろう。あっさりとした平面的な飲み口の中に、かすかな苦みと渋みがある。こくや甘味は感じない。この渋みがくせ者で、硬口蓋の奥と舌の奥に乾燥したような感覚を抱かせる。残念ながら好みではない。
 しかし気になることがある。最近珈琲を飲むと、どのブレンドでも、この嫌な感じの渋みを感じることが多いのだ。昨年の秋口にもこのような状態が続いたことがある。そのときはある種の甘味(キシリトールの甘味とか)も全く感じなくなった。シェーグレン症候群の患者は、時に味覚異常に陥る。もしかしたら私もそうなったのではないか、と危惧している。事実だとしたら、嗜好品を口にすることに楽しみを見いだしている私にとって、かなりきつい。そしてまた、このブログに書いている記事の内容も当てにできるものとは成っていない可能性がある。経過を見たい。
可否茶館HP

2009年3月14日土曜日

『Darjeeling』 NINA'S

 ニナス紅茶。ふつうにダージリン。ファーストフレッシュのような若々しさもなければ、古くさくなった枯れた味もしない。ほどよい感じ。
 こういうごく一般的な産地のものって、コメントに困ってしまう。悪くはないよ、としか言えない。個人的に紅茶の産地で好きなのは、ウヴァとニルギリだけど、たまにはダージリンもいい。今日の紅茶のお供は「ねんりん屋」のバームクーヘン。ちょっと甘めのずっしりしたバームクーヘンで美味しい。

『自立式本立て』湯ノ里デスク

 ちょっと斜めにかしがった本立て。それがまた見事なバランスで、立ててある本がうまい具合に倒れないようになっている。デザインも洗練されていていい。メイプル、ウォルナット、ナラの3種類有り、うちにあるのはたぶんメイプル(自信がない)。
 「湯ノ里デスク」は2002年に廃校になった蘭越町立湯里小学校を利用した工房である。つまり、この工房はニセコの山麓にある。3人だけで全部作っているらしい。購入するには工房に直接行くか、新千歳空港のクラフトショップに行くか、どこかでやってる展示会に行くかしかない。私は新千歳空港で手に入れた。
「湯ノ里デスク」

2009年3月10日火曜日

『カエルヤ珈琲店』

 北海道立近代美術館のすぐ真ん前にある小さな喫茶店。窓側に沿って長いテーブルがあり、その前に椅子が並んでいる他は、テーブルが三つしかない。店名のとおりカエルにちなんだグッズが店内には散り巡らされている。壁に並んだ絵の中には、ゴッホの「トランプをする男」のパロディ(もし名付けるとしたら、「トランプをするカエル」)まである。カエルの柱時計、カエルの置物、カエルの絵はがき・・・。それだけカエルに囲まれていても、気持ち悪くもなければ嫌味でもない。絶妙なバランスである。おそらく、静かな客しかいなければ、居心地のいい喫茶店なのだと思う。
 がしかし、私は運が悪かった。三つあるテーブルのうちの真ん中の四人がけテーブルには、イキのいいおばちゃま方五人が座っておしゃべりに興じていた。私は「コクあじ(深煎り)」という珈琲を飲みながら読書を試みたが、まるっきり集中できなかった。店が狭いとこういうときに困る。とはいえ、窓際に座っていた二人のおばさまのおしゃべりは全く気にならなかったのだが。ちなみに珈琲は苦みなどはちょうど良かったが、もう少し濃いめの方が好みだった。
『カエルヤ珈琲店』札幌市中央区北1西17-1-16(地図

『セザンヌ主義』北海道立近代美術館

 ポール・セザンヌ(1839-1906)。「自然を円筒、球、円錐として捉えよ」との言葉で有名な、後期印象派にくくられる画家。「近代絵画の父」とも呼ばれる。このセザンヌ自身の作品約40点と、彼の影響を受けたと考えられる画家の作品約100点(そのうち50点弱は日本人画家のもの)が展示されている。
 写真(複製)で見ると一見平面的な彼の作品の数々は、実物で見るとものすごく立体的である。まるで画面から浮き出ているかのように見える。そのからくりは私にはわからない。セザンヌに影響を受けた人たちはそのからくりを探し出すべく、苦闘していたのかもしれない。彼の作品と、「セザンヌ主義」の作品は明らかに違う。マルクスが「私はマルクス主義者ではない」と言ったのを思い出す。実は私は以前セザンヌの作品が好きではなかった。同じ印象派であれば、モネやルノワール、ロートレックらの方がずっと好きだった。実際セザンヌのどこがいいのか、よくわからなかった。しかし数年前に実物を見て以来、この画家はすごい、と思えるようになった。だけど未だに、そのすごさの源はわからない(いつもわからないことばかりですいません)。ただただ実物を見てもらいたい。この画家に限らず、実物と複製は全く違うものである。
 他に出展されていた日本人画家の作品の中では、安井曾太郎の人物画と、森田恒友の風景画が気になった。
北海道立近代美術館にて(2009/2/7-4/12)

2009年3月9日月曜日

六波羅蜜

ろくはらみつ。仏教用語。修行の方法。実践。

1.布施(ふせ):施し。
2.持戒(じかい):道徳。戒律を守る。
3.忍辱(にんにく):堪え忍ぶ。
4.精進(しょうじん):精進努力。
5.禅定(ぜんじょう):真理についてよく考え、集中する。瞑想。
6.智慧(ちえ):般若。上記5つを行うことで、これが成就する。逆もまた然り。

と、要約してみたものの、これで合っているのかどうか良くわからない。智慧(般若)が一番大事なんだということだけは確かなような気がするけど、自信がない。私にとって、宗教は難しすぎるんだな、きっと。

2009年3月6日金曜日

『Art of Motion』Andy McKee

アンディ・マッキー。
 このアルバムに入っている3「Drifting」とういう曲がYou Tubeで流れて大ヒットしたという。この曲はパーカッシブな音がふんだんに盛り込まれており、ストロークの中に紛れ込んでいるメロディがおしゃれ。
 他の曲も音粒がはっきりクリヤーに出ているものが多く、好きなものが多い。2「When She Cries」、8「Nocturne」、12「Rylynn」はメロディがきれいだと思う。前者は開放弦とハンマリング・オン、プリング・オフを効果的に使っている。9「Heather's Song」はノリのいい楽曲で、一人で弾いているようには思えない。7「Into The Ocean」は時折混じるハーモニックスと低音がうまく絡み合って、良い感じになっている。そんな中でちょっと雰囲気が違うのが4「For My Father」である。単音弾きが中心のきれいな音楽で、岸部眞明さんを思わせ、コピーしたくなる。
 他のアルバムも買ってみようかと思っている。
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2009年3月5日木曜日

『一度も植民地になったことがない日本』デュラン・れい子

講談社+α新書。
 クセが少なくパンチの効いていない日本人論。著者はスウェーデン人と結婚した日本人アーティスト。ヨーロッパで30年以上暮らした経験を元に、ヨーロッパでは日本(人)はこんな風に見られているんだよ、というのを紹介している。ふつうの日本人が向こうで暮らしたらこんなことにびっくりするよ、ということを淡々と述べているのに過ぎない。書いてあることは少しも深くはなく、どんどん読み進められる。そして何も残らない。著者もごくごく普通の日本人なのだろう。感想文ではなく、評論を読みたかった。
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2009年3月3日火曜日

『hand built by robots』newton faulkner

 2008年。ニュートン・フォークナー。

 カッコいい。ドレッドヘアの風貌ではなくて曲が。
 ギターがうまい。レギュラー・チューニングだけでなく、オープン・チューニングも駆使しているらしい。どうやってこんな風にギターを弾きながら歌えるのかよくわからない。そしてギターテクニックだけが浮いているのではなく、歌もしっかりしていて、きちんと歌とギターのバランスが取れているのだ。曲はフォークっぽいのからロックっぽいのまで様々だが、どのタイプの曲もいい。サーフ・ミュージックみたいのもある。そして色んな声が出る。ソウルフルなのから軽い感じのまで。8「Gone In the Morning」、12「People Should Smile More」、16「Ageing Superhero」なんかは、ポール・サイモンの曲を聴いているようだった。他の曲についても書こうと思ったが、どの曲も好きで、選べない。とにかくお薦め。
 彼自身は、エリック・ローチェとトーマス・リーブの二人から大きな影響を受けた、と言っている。残念なことに私は二人とも知らない。
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2009年3月2日月曜日

エッセンシャルオイル

 いわゆる精油である。
 普通は皿の上に水少々と精油数滴を入れて、下からランプ(電気)やロウソクで熱してやることによって、部屋の中に香りを広げさせるものなんだろう。ディフューザーを使ってもっとエレガントにやる人もいるかもしれない。また、ハンカチに精油の香りを移して持ち歩くおしゃれな人もいるかもしれない。
 でも私のやり方はもっと単純である。机の上にある小皿に精油を2,3滴垂らしておくだけ。家でも机に向かっていることが多い私には、これで十分である。今は「ラベンダー」、「ローズマリー」、「ユーカリ」、「グレープフルーツ」の4種類を気分によって使い分けている。この中では、ローズマリーのすっきりとした香りが一番のお気に入りである。ユーカリはちょっときつすぎるし、グレープフルーツは甘ったすぎる。ラベンダーの安心感も悪くはないけれど。
 ちなみに購入する店は「カリス成城」か「生活の木」が多い。

2009年3月1日日曜日

『凪唄』やなわらばー

 やなわらばー初のカバーアルバム。素朴なギターと三線、そして二人のハーモニーが心地よい。全体的にクセが無く、とても聴きやすい。それでいて、やなわらばーになっている。8「少年時代」では間奏にパッヘルベルのカノンの一節が入っていたりして、遊び心もちょっぴりある。
 ちなみに「やなわらばー」とは、沖縄言葉(うちなーぐち)で悪ガキの意味。
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