2009年1月31日土曜日

『DEVELOPMENT』Antoine Dufour

アントゥワン・デュフール、CandyRat 546024。
マイケル・ヘッジスのフォロワーとか言われている人の一人。全体的にタッピングの音がちょっとうるさすぎるかな、という感じがする。バイオリンとのデュオも数曲あるが、それらはバイオリンのための曲、って印象を受ける。全体的にそんなに好きでもないが、「4 Melancolie du Changement」「5 Edge of Light」なんかはかわいくて好感が持てるし、「9 Inspirations」「10 Funky Tonk Guitar Trio」「11 Oh yeah!」は良くまとまっていて、いい曲だと思う。
思うんだけど、ミュージシャンにとって誰かのフォロワーだとか言われるのってあんまりいい気分じゃない気がする。俺の音楽は俺のものだ!って叫びたいんじゃないかな。それとも尊敬するあの人の後継者と言われるなんて光栄だ、とか思うんだろうか?よくはわからないけど、後者の場合でも、本心ではそう言わないと世間的にはアウトだからしょうがなく・・・ってことのような気がする。邪推のしすぎかな?
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2009年1月29日木曜日

主の祈り

キリスト教。とあるミッションスクールの寮では、晩ご飯の前に暗唱させられる。

天にまします我らの父よ。
ねがわくは御名をあがめさせたまえ。
御国を来たらせたまえ。
御心の、天になるごとく地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧を、今日も与えたまえ。
我らに罪をおかすものを、我らが赦すごとく、
我らの罪をも赦したまえ。
我らを試みにあわせず、悪より救いだしたまえ。
国と力と栄えとは、限りなく、汝のものなればなり。
アーメン

もうちょっと良い訳し方があったろうに、と思う。

2009年1月27日火曜日

十八界

仏教用語。私と外の世界との関わりがどうなっているのかを説明したもの。

次の三つを足したもの。
六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)
六境(色・声・香・味・触・法)
六識(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識)

例えば「見る」という行為を考えたとき、眼があって、見えるもの(色)があって見えるということ(眼識)がある。つまり眼界・色界・眼識界がある。そしてこれに対応するものが六根の六つあるということから、3×6で18、と考えるとわかりやすいかも。

2009年1月26日月曜日

夢の中で

確かにそのとき、こう言った。
「これは夢なんだよ」
それと同時にこうも感じていた。
「だけど手の感覚とか現実感はしっかりあるな」と。
何故そのとき私は今いる場所が夢の中であることをわかっていたのか?何故あれだけの現実感覚を感じていながら、それが夢の中で起こっていることを理解していたのか、その理由が私にはわからない。
不思議な夢。

2009年1月25日日曜日

『インド式秒算術』

プラディープ・クマール、日本実業出版社。
この本は暗算の本ではない。そこのところを私も勘違いしていて、始めは電車の中で読み始めた。ところが途中で断念して、紙と鉛筆を用意して机の上で読む羽目に陥った。つまり筆算をしないと(普通は)計算できないのである。確かにこの本に書かれている方法で筆算すると、普通に筆算するよりも計算は速い。でもそれだけである。
私が普段このような計算をする場合、電卓かパソコンを使う。デスクワークで計算をするときにはこれで必要十分である。私が知りたかったのは、電卓もパソコンも紙も鉛筆も手元にないとき、だいたいの数値を知るための方法である。そのためにこの本を買ったのだ。
勘違いして買ってしまったおまえが悪い、と言われれば、その通りである。筆者に非はない。
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2009年1月23日金曜日

『脳は空より広いか』

ジェラルド・M・エーデルマン、草思社。

哲学の本だと疑わずに買ってしまった。著者はノーベル医学・生理学賞を取ったことのある脳神経科学者。つまりこの本は純然たる脳科学の本である。だまされたわけではないが、予定外の購入だった。
意識やクオリアがどのように生まれてくるのかについて、神経ダーウィニズムやダイナミック・コア仮説に基づいて説明している。ダイナミック・コアとは、「主に(すべてではない)視床-皮質系の内部で、再入力によってダイナミックに変動しながら相互作用するこの機能クラスター」(p.90)のことである。ダイナミック・コアという脳内現象と意識現象とは伴立関係にある、と著者は言う。つまりある単一の脳内の物質なり動きが意識を生み出しているわけではない、ということだ。
意識の問題をここまできちんとした理論を使って扱っている本は読んだことがなかったので、興味深く読むことができた。ただこれ以外の理論については全く触れられていないので、この理論に対する反論なり批評としてどんなものがあるのか、ちょっと気になってしまった(つまりこの理論の信憑性についての判断ができなかったということ)。私自身に、ダーウィニズムと聞くと身構えてしまうクセがあるせいかもしれない。
この本は「一般向けにやさしく」書いたと謳っているものの、全然簡単な内容ではない。巻末に丁寧な専門用語の解説は載っているが、それらの用語群の全体像がある程度わかっていないと、読み進めるのは難しい。脳と意識について興味がある人は手に取ってみてもいい。得られるものは大きいだろう。ただしこの本を読む前にもっと入門的な本を読んで、専門用語に慣れてから買うことをお薦めする。

2009年1月22日木曜日

十二処

仏教用語。
六根(六処)と六境を合わせて十二処。私はどのようにして認識するのか、ということ。

六根:眼耳鼻舌身意(げんにびぜつしんに、げんにびぜつしんい)。何によって知るのか。意は考えること。
六境:色声香味触法(しきしょうこうみそくほう)。何を知るのか。法は概念のこと。

2009年1月20日火曜日

『君はいま夢を見ていないとどうして言えるのか』


バリー・ストラウド、春秋社。副題は「哲学的懐疑論の意義」。

デカルトは暖炉のそばに腰掛けて紙を一枚手にしているときに考える。いま私は、暖炉のそばに腰掛けて紙を一枚手にしているということを知っている(以下、「知識」と同義)のか?もし夢を見ているのであれば、私はこのことを知らないことになる。いま私が夢を見ていないことは証明できない。つまり私がいま暖炉のそばに腰掛けて紙を一枚手にしている、ということを私は知らない。そればかりかこの世に現れるどのようなことであれ、私は決して知ることはない(私は世界に対する知識を全く持っていない)。

この懐疑論に対して現代の多くの哲学者は、そんなことはとっくに解決しているのだからそんなばかげた議論に関わる必要はない、と考えているようだ。著者バリー・ストラウドは、本当に懐疑論に対する結論は出ているのか?と問い直す。そしてこれまでに出てきた懐疑論に対する反論を多く取り上げ、それらはどれも懐疑論が持つ疑問に対して十分に答えていない、と論述する。とはいえストラウド自身、だから哲学的懐疑論は正しいのだ、とは言っていない。この本は、まだこの問題については考え続ける必要があるんじゃないの?といっているだけなのだ。例えば次のような反論に対して、丁寧に答えている。

 日常生活において「知識」という言葉はそのように捉えられることはない。日常的には、知識を持つためには夢を見ていないことが常に知られていなければならない、とは考えられていない。つまりデカルトは言葉の意味を取り違えているのだ(オースチン)。
 ここに右手がある。そしてこちらには左手がある。ゆえにそのふたつの事実を持って外的な事物が存在することは証明できた。そして私はそのことを知ることができた。デカルトの言っていることは、だからおかしい(G・E・ムーア)。
 経験的なものから外的な事物の存在を証明することはできない。経験的なものは内的なものだからである。人間は対象に対する知識を持っているのではなく、一般に対象を知る方法に関する知識をアプリオリに持っている(超越論的認識論)。このことから、外的な事物を経験によって知ることができる(カント)。
 実際に起こりうるどのような経験をしたところで、外界の存在を信じることの方が外界の非存在を信じることよりも裏付けが少しでも多くなることはあり得ない。つまりそのような問いは検証が不可能であり、その問いが無意味であることを示している。したがってデカルトの言うことは無意味な言論である(カルナップ)。
 哲学的議論も科学的議論と変わらない。程度が違うだけである。そこでの問題や課題が科学の内側から提起されているだけではなく、その解答も科学の内側に探し求められるべきである。つまり科学的方法によって知識を得ることができる(クワイン)。
などなど・・・

上で書いたことはもしかしたら私の読み違いかもしれないので、あまり鵜呑みにしないように。とにかく難しく、はっきり言って理解できたとはとうてい言い切れない。でも具体例がたくさん出てきて、言葉遣いも易しく、面白かった。
誰しもが一度は考えたことがあると思われるこの話。あなたも哲学的懐疑論の深みに入ってみませんか?

2009年1月17日土曜日

『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』


勝間和代、ディスカヴァー・トゥエンティワン。

この本はいい。とても役に立つ。ビジネスにおいて、フレームワークをどのような思考の下にどう実践していけばよいのか、非常にわかりやすい言葉で書かれている。「戦略の3C」など、基本的なフレームワークも21紹介されている。ただしこの本の主眼はフレームワークを紹介することではない。ビジネスでどう活用していけばよいのかを丁寧に解説している。題名にあるフレームワーク力とは、次の7つを表している。すなわち、1.論理思考力、2.水平思考力、3.視覚化力、4.数字力、5.言語力、6.知的体力、7.偶然力の7つである。
書かれていることを読むだけでも力になるものもあるが、多くは実践を積まねばならない。ある意味当然である。それは読者に委ねられている。だから読者によって得られるものは違うかもしれない。巻末には、それぞれのフレームワーク力に対応するお薦め本が載っている。これはありがたい。私もそのうちの何冊かを買ってみた。今のところまだ積ん読状態であるが。

2009年1月14日水曜日

三毒

仏教用語。
1.貪(とん)または貪欲(とんよく):むさぼる心、求める心
2.瞋(しん、じん)または瞋恚(しんに):怒り、嫉妬
3.癡(ち)または愚癡(ぐち):心理に対する無知、無明

公認会計士の勝間和代さんは、三毒の説明として、1.妬むこと、2.怒ること、3.愚痴ることの3つを挙げて、これらをやめることを心がけることが大事だ、と説いている。確かにこのことは大事だと思うが、仏教で言う三毒と少しズレがあるような気がするのだが、気のせいか?

2009年1月13日火曜日

ポルボロン系

スペイン・アンダルシア地方に伝わるお菓子、ポルボロン。口の中に入れるとほろりと崩れて溶けていく。それを日本風にアレンジしたお菓子が色々とある。その中で好きな二つを紹介。

『ポルボローネス』レピドール 東京田園調布
シナモン、ごま、抹茶と3種類あるが、ダントツでシナモンがお薦め。

『愛香菓』浦田甘陽堂 金沢の和菓子屋さん
「城下町金沢で生まれた、和菓子の伝統を洋菓子の感性でコーディネートさせた新しい風味です。」と紹介されているけど、まさにポルボロン系だと思う。レピドールのものより美味しいかも。好みによるけど。

2009年1月12日月曜日

『the Road to Return』 Michael Hedges

1994年。オリジナルとしては5作目。マイケル・ヘッジスといえば、オープンチューニングとかタッピングとかギター技術力の高さで有名だ。でもこのアルバムはほとんどが歌ものである。ベースやキーボード、シンセ・ドラムなども一人でこなしているそうだ。
これがなかなかいい。ヘッジスはギターだけがすごいんじゃなくて、音楽そのものがすごいんだな、と思わせてくれる。すんなり心にしみ入る。かと言って押しつけがましいわけではない。声もいい。技術の高さなどみじんも感じさせないで、ごく自然な良質の音楽をこの耳に届けてくれる。至極の一品。
the Road to Return

2009年1月11日日曜日

『横井の冬』

「工房横井珈琲」の豆。

普通に淹れるとかなり苦みの立つブレンド。500gも買ったので、もっとおいしいはずだ、との願いの元に、淹れ方を変えてみた。温度を90度前後の低めにして、じっくり丁寧に。するとどうだろう。気になっていた苦みがやわらかくなり、まろやかな感じのいい具合のコーヒーに仕上がった。元々香りのいいコーヒーだ。ちなみにうちはペーパードリップで、中挽きから粗挽きで淹れることが多い。

「工房横井珈琲」札幌市西区発寒9条11丁目2-11

2009年1月10日土曜日

『CAPRICE des DIEUX』

 「神様の気まぐれ」とでも訳すのかな?シャンパーニュ地方産。白カビタイプのチーズ。
 クセが無く、しょっぱくもなく、とっても食べやすい。クリーミー。調子に乗ってパンと一緒に食べてると、つい半分くらい行きそう。

蝶形骨洞炎

副鼻腔炎のひとつ。4つある副鼻腔(前頭洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形骨洞)のうち、右の蝶形骨洞だけが炎症を起こしてしまったらしい。最初上顎洞炎かと思って病院に行ったのだが、上顎洞ではなく、蝶形骨洞だった。ここだけが炎症を起こすのはまれらしく、医者もどうしてなったのか、と不思議がっていた。目の下から奥にかけてと、右の側頭葉のあたりがかなり痛かった。そして鼻水が鼻から出るのではなく、喉の奥に落ち(後鼻漏)てきていた。最近目の疲れがひどいのも、これのせいだったのかもしれない。ネブライザーと抗生物質による治療の最中。ネット検索してみると、手術した人もいるらしい。まあ、私は大丈夫だと思うが。

2009年1月8日木曜日

『櫻珈琲煎房』

 雰囲気はすごく大好きなカフェ。といってもいくつかある店舗のうち、行くのはファクトリー店だけだけど。
 写真はカフェカプチーノ。カプチーノは普通エスプレッソにスチームドミルクを混ぜて作るものだろうけど、これはウィンナーコーヒーにシナモンスティックを添えたもの。昔からある喫茶店ではこっちのタイプが多いかも。味は・・・。一口、二口目は確かにおいしかった。苦みのあるコーヒーにやや甘いホイップクリームが乗っている。でもクリームとコーヒーが混ざってきた後半、甘すぎてちょっといただけなかった。

 実は普段は水出しのアイスコーヒーを飲む。味がいいのはもちろんだけど、コーヒーのお代わりが別についてくるのと、ストローが細いので長く味わえるのがいい。長居したいときはアイスコーヒーに限る。
『櫻珈琲煎房』サッポロファクトリー店 札幌市中央区北1東4フロンティア館2F

2009年1月7日水曜日

五蘊

ごうん。仏教用語。人間は五つの要素から成り立っている、ということ。
1.色:肉体
2.受:感じること。感覚
3.想:色んな概念
4.行:~したい、という気持ち、エネルギー
5.識:認識すること。知ること
結局は全部「空」だということだけど、難しいね。

2009年1月6日火曜日

『阿里山高山茶』

台湾の高山茶を代表する青茶。
台湾に行った知人が買ってきてくれた。おいしい。甘さがあって、味がしっかりしている割に、すっきりした飲み口。香りも豊かで、同じ台湾茶の文山包種に似た感じもするが、文山ほどには独特ではない。烏龍茶と同じ青茶ではあるが、ずっと緑茶に近い。かなりもらったので、しばらく楽しめそう。

2009年1月5日月曜日

四苦八苦

1.生
2.老
3.病
4.死
5.愛別離苦(あいべつりく:愛するものと別れる苦しみ)
6.怨憎会苦(おんぞうえく:嫌なやつに会う苦しみ)
7.求不得苦(ぐふとくく:求めるものを得られない苦しみ)
8.五陰盛苦(ごおんじょうく:五陰から生じる心身の苦しみ)
前半四つが四苦で、全部合わせて八苦。ちなみに五陰は五蘊の旧訳(くやく)で、色受想行識のこと。五蘊についてはまたそのうち・・・
なるほどね、って感じ。

2009年1月4日日曜日

『LA VANILLE(ラ バニーユ)』LUPICIA

 「天然バニラを相性の良い紅茶にたっぷりブレンド。優雅な香り、甘い余韻はミルクティーにも。」

 バニラビーンズがごろんごろん入っている。バニラの甘い香りが結構きつい。でも味はそれほどバニラくさくない。当然バニラが苦手な人には勧められない。ミルクティーならいいかもしれないが、アイスティーは合わない。

LUPICIA

2009年1月2日金曜日

絢香とかアンジェラ・アキとか

絢香の『Sing to the Sky』を聴いてみた。
普段売れ筋のポップスはほとんど聴かないんだけど、たまに聴くならこんなのもいいかな、と思った。巷の噂では評価が分かれるみたいだけど、別にそんなに悪くないじゃん。私は歌詞は頭の中でスルーしちゃうから、イメージだけだけど、次の曲がちょっと気になった。
・4.Jewelry day
・9.魔法使いのしわざ
・14.おかえり
・15.今夜も星に抱かれて・・・
4は完全にギターが好きなせいだね。あとは単にキャッチーなのかな?

歌詞といえば、最近珍しく歌詞が耳に入ってきた曲があった。それがアンジェラ・アキの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』。15歳の問いへの答えが適切かどうかはさておき、問題提起としては良い曲だと思う。耳に残りやすいし。
Sing to the Sky −CDのみ−
手紙~拝啓 十五の君へ
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